名古屋地理学会のホームページ
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2024年度の活動

  • 後援事業:日本地理教育学会、第74回大会
    • 会場:名古屋学院大学、名古屋キャンパスしろとり
    • 日程:
      • 8月24日(土)会長講演、公開シンポジウム「地理教育における探究」、懇親会など
      • 8月25日(日)午前:一般発表、午後:エクスカーション
    • 後援:愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、名古屋地理学会など
    • 参加方法等、詳細は日本地理教育学会のウェブサイトをご覧になってください
  • 総会、研究報告会、評議員会
    • 日時:2024年6月29日(土)13:15~17:00
    • 場所:名城大学 ナゴヤドーム前キャンパス 南館DS202講義室
    • 総会(13:15)
      • 議題:旧年度の事業報告および決算、今年度の事業計画および予算、その他
    • 研究報告会(14:00)
      • 静岡県立浜名高等学校史学部生徒12名・中村勝芳(静岡県立浜名高等学校):人と道と道の関係性―東海道、姫街道、そして犬くぐり道などからの考察―(座長:阿部亮吾)
      • 西川祐人(愛知教育大学・学):都市鉄道の観光利用と余韻都市(座長:佐藤俊樹)
      • 若林あかり(愛知県立大学・院):まちづくりと住民生活(座長:伊藤健司)
      • 荒井健(名城大学):名古屋市北部の軍需工場跡地―戦争遺跡調査を通して地域の歴史を学ぶ―(座長:高橋誠)
    • 参加者:38名
    • 総会に先立ち、11時半より、同キャンパスDS403にて評議員会を実施

2023年度の活動

  • 研究会(経済地理学会中部支部12月例会と共催)
    • 日時:2023年12月16日(土)14時~17時 (予定)
    • 実施形態:対面とオンライン(Zoom)併用
    • 会場:スペース七番(オリマチ錦2階)
    • 発表者と発表題目
      • 大澤圭吾(岐阜大学):尾州毛織物業における市場創造をめぐる企業間関係と技術的条件
      • 塚本僚平(福山市立大学):今日の地場産業が抱える課題と今後の展望:福山市・倉敷市におけるデニム・ジーンズ産業を例に
  • 第28回岐阜地理学会・名古屋地理学会合同シンポジウム
    • テーマ:メディアからみた地理学の可能性
    • 開催趣旨:
       従来から観光は、地理学に関わる事象として注目されてきた分野の一つである。
       近年の旅行ブームでは、絶景と称される自然を中心とした風景のほか、古民家と周囲の雑木林、耕地からなる里山風景など自然と人間が調和してつくりだしたものを訪ねる例も目立つ。また、それにともなうグルメブームも上げられる。見過ごされてきた全国各地の郷土料理を探し出し、賞味することが盛んになってきた。地元特有の食材を用いた新たな食を創り出す試みも加えられる。いずれもメディアによって頻繁に取り上げられ、地理学の光の側面として社会から好感を持って受け入れられてきた。
       しかし、一方では、深刻化する地理的課題も顕著化している。たとえば、少子高齢化にともなう過疎化の進行、空き家問題、都市と農村の経済格差、気候変動にともなう都市災害の増大、道路・橋梁などインフラの老朽化など、負の課題については枚挙にいとまがない。これらの課題に対処するためには、これまで学会を通じて蓄積されてきた専門家・専門機関による研究成果の活用が考えられる。活用にあたり留意すべきは、研究者のみならず、広く一般の市民に内容をわかりやすくまとめ、研究の有効性についての理解を進めることである。不特定多数の受け手を対象に情報を発信するメディアは、こうした役割を果たすために極めて重要である。
       今回のシンポジウムでは、医療と同じく専門家と市民のインフォームド・コンセントを果たすべく、地理的事象を対象として扱う編集者や記者の目を通じて、観光のみならず、負の地理的課題についてもさらに広く周知されることを期待したい。専門家と市民の仲介役としてのメディアを通じて、参加者が自由に討論して地理学の光のみならず負の部分についての理解を深め、新しい地理学の可能性について考える場としたい。
    • 日時:2023年12月2日(土)13:00-16:30
    • 会場:中部学院大学 各務原キャンパス 2108教室
    • プログラム
      • 総合司会:原 賢仁(岐阜地理学会)
      • モデレーター:安元彦心(岐阜地理学会)
      • 開会挨拶:大澤洋司(岐阜地理学会会長)
      • 基調講演 林 桂吾(風媒社・編集部):古地図を楽しむシリーズの編集について
      • パネリスト発表
        • 佐藤正志(静岡大学・教育学部):地理学からの政策研究と情報発信の可能性ー中心市街地再生に関する取組みからー
        • 小田香緒里(岐阜新聞社・統合編集局報道本部報道部):地元紙記者が歩いた長良川扇状地
        • 稲垣 稜(奈良大学・文学部):メディアを通じた地理学の研究成果の広がりについて
        • 中島芳彦(岐阜放送・報道制作局報道部):飛騨高山〜故郷として、取材を通しての所感〜
      • パネルディスカッション
      • 閉会挨拶:大塚俊幸(名古屋地理学会会長)
    • 参加申し込み不要・入場無料
  • 公開シンポジウム:スタートした「地理総合」・「地理探究」の現在の状況と展望
    • 趣旨:2022年度から始まった「地理総合」は2年目を迎え、今年度(2023年度)からは「地理探究」が始まりました。「地理探究」を開講している高校はまだ多くはないようですが、新たな2科目がスタートしたところでの開講状況や授業実践などの現状について情報交換の機会を持ちたいと思います。両科目設置の経緯などもふまえつつ、課題の認識や現段階での対応、これからの展望について意見交換をおこないます。
    • 日時:2023年10月21日(土)13時〜16時
    • 場所:名城大学天白キャンパス共通講義棟「東」E604講義室(6階)
    • オーガナイザー:伊藤健司(名城大学)、佐藤俊樹(名古屋大学教育学部附属中・高等学校)
    • プログラム(敬称略)
      • 総合司会:杉浦真一郎(名城大学)
      • 開会挨拶:大塚俊幸(名古屋地理学会会長、中部大学)
      • 趣旨説明と登壇者紹介:伊藤健司
      • パネリストによる発表
        • 國原幸一朗(名古屋学院大学):「地理総合」と「地理探究」の科目の特徴と実施上の課題
        • 川村謙二(岐阜県立岐阜高等学校):地理B、地理総合、地理探究の授業を担当して
        • 佐藤俊樹(名古屋大学教育学部附属中・高等学校):“協同的探究学習”で学ぶ地理総合 ~宿泊行事を題材として~
      • コメント:藤本潔(南山大学)
      • パネルディスカッション(座長:伊藤健司、佐藤俊樹)
      • 閉会挨拶:大塚俊幸
    • 参加無料、事前申し込み不要
  • 総会、研究報告会、評議員会
    • 日時:2023年6月17日(土)13:15~17:00
    • 場所:名城大学天白キャンパス共通講義棟「東」E404講義室(4階)
    • プログラム(開始時刻は予定)
      • 総会(13:15)
        • 議題:役員改選、旧年度の事業報告および決算、今年度の事業計画および予算、その他
      • 研究報告会(14:00)
        • 川瀬正久:「道の駅」次の新たなステージ、AI搭載ドローン空中散歩ARで映したVR空間を再現・観光・防災の進化・持続可能な広域社会展開を!
        • 田中城久:矢作川流域における三河一向一揆の寺院
        • 高橋誠・室井研二:東日本大震災からの復興によって被災地は災害に強くなったのか
        • 林 上:日本における都市と川の関係について考える
    • 参加無料、事前申し込み不要
    • 総会に先立ち、11時半より評議員会をおこないました

2022年度の活動

  • 第27回 岐阜地理学会・名古屋地理学会合同シンポジウム
    • 共通テーマ:高等学校「地理総合」半年
    • 開催趣旨:2018年3月に公示された高等学校学習指導要領が2022年4月から実施に移されました。教科「地理歴史」では「地理総合」と「歴史総合」が必修となったことを受け、名古屋地理学会では2018年度と2019年度においてシンポジウムをおこない、大学教員から「地理総合」誕生の経緯やGISについて解説していただくとともに、高校教員を中心に実施前の試みや課題などについて質疑をおこないました。今回は、スタートから半年経った現在の状況を高校教員に報告していただくとともに、地理教育を専門とする大学教員も交えて、パネルディスカッション形式で「地理総合」をめぐる様々な問題を考える機会にしたいと思います。
    • 日時:2022年12月3日(土)13時~16時
    • 開催方法:Zoomによる遠隔双方向方式
    • プログラム(敬称略、時間は予定)
      1. 開会の辞:名古屋地理学会会長・林 上
      2. パネリスト講演
        • 筒井大樹(愛知県立小牧高等学校):「問い」を中心とした授業実践
        • 福田啓介(南山中・高等学校女子部):教科横断型フィールドワークの可能性~地理総合実践報告~
        • 中田久智(岐阜県立不破高等学校):地理総合における3観点の評価方法について
        • 梶浦あかね(愛知県立一宮興道高等学校):「地理総合」尾張地区での実施状況調査
      3. パネルディスカッション
        • モデレーター:大西宏治(富山大学)
      4. 閉会の辞:岐阜地理学会会長・大澤洋司

  • 総会および研究報告会
    • 日時:2022年6月11日(土)13時~16時
    • 方法:Zoomによる遠隔双方向方式
    • プログラム
      • 開会の辞、会の進め方に関する説明
      • 研究報告会(座長:高橋誠、伊藤健司)
        1. 川瀬正久:激甚化する災害克服:「輪中文化」と「流域治水」理念の融合の流域思考で水害のないまちを!
          要旨:先人の「輪中文化」と今日的「流域思考」理念の融合は、遊水地として田んぼダムを流域全体の貴重な財産と捉え、洪水災害の危険から命を守るために川の源流から河口まで「流域全体」をよく知る必要がある。人と自然との共生を志向することは「水への備え」・「輪中」の教訓を包含した流域治水対策。賢く土地を使う「自然から発想する流域思考」。地形や生態系などの自然から、人と自然とが共生するような「持続可能な社会づくり」への取り組みが自然再生にもつながる、SDGs達成一環の思考だと思う。
        2. 林 花梨(名古屋大・院):カーネーション農家における経営方針と栽培品種の関係:愛知県西尾市を事例として
          要旨:本研究は、愛知県西尾市のカーネーション産地を対象とし、花き生産における市場構造の変化を踏まえたうえで、産地における市場対応の実態と課題を明らかにしたものである。調査の結果、栽培開始期から今までそれぞれの農家で市場構造の変遷に伴う出荷方法の選択が行われてきたこと、そして選択された出荷形態ごとの強みを生かし、それぞれの経営方針に合わせた消費者ニーズの把握と品種選択が行われていることが明らかになった。
        3. 林 桂吾(風媒社)・溝口常俊(元・名古屋大学):名古屋の町歩き本の企画と編集
          要旨:発表の前半で名古屋の町歩き本出版の企画について風媒社の林が説明し、後半で溝口が編集を行った『古地図で楽しむ名古屋今昔』(2014)を皮切りに出版された計7冊および今秋発行予定の『名古屋発半日さんぽ』の書物の中から、歴史地理的な話題を裏話を交えて紹介する。
      • 総会
        • 議題:2021年度の事業報告案および決算案、2022年度の役員案、事業計画案、予算案、その他

2021年度の活動

  • 秋のシンポジウム:コロナ禍における学校・大学と授業
    • 日時:2021年11月6日(土)13時~16時
    • Zoomによる遠隔双方向方式
    • 趣旨:新型コロナウイルス感染症拡大が明らかになってからおよそ1年半の間に、高校や大学などの授業や教育活動の現場においてなにが起こり、生徒・学生・教員などの関係者がどのようなことに苦慮し、どのような課題が明らかになったかなどについて、あまり形式張らずに話し合う場としたいと考えています。シンポジウムと称していますが、パネルディスカッションはおこなわず、高校や大学など、それぞれの現場にかかわっている発表者の方々からご報告をいただき、その都度議論したいと思います。
    • プログラム:
      • 趣旨説明(オーガナイザー:高橋誠)
      • 大塚俊幸(中部大学):コロナ禍における大学と授業-中部大学の例-
      • 伊藤健司(名城大学):学びの場を継続するための教員レベルでの対応例:2020-2021年
      • 杉山登志郎(大垣北高校):長期休校期間中の「地理B」における授業・学習支援
      • 志村理(名古屋大学・院):コロナ禍での学びの場-“学校”の内と外での経験から-
      • 植田元気(名古屋大学・院):コロナ禍における社会的規制の大学生の生活行動に与える影響について
  • 総会および研究報告会
    • 日時:2021年6月12日(土)13時~16時
    • 方法:Zoomによる遠隔双方向方式
    • プログラム
      • 13:00~13:05 開会の辞、会の進め方に関する説明
      • 13:05~15:20 研究報告会(座長:高橋誠)
        1. 13:05~13:50 川瀬正久:扇状地のグリーンインフラ、メダカ、モロコや日本ウナギなど魚介類に優しい生息環境で未来は変わる!
          要旨:生態系を守るとの思いで、産業、文化、観光、特に自然的環境など多面的に、岐阜県不破郡垂井町内相川流域扇状地の伏流水、沢水と水田の浸透水等を有効的に活用し、その相乗効果でウナギやカワニナなど魚介類に明るい未来を!
        2. 13:50~14:35 酒井喜八郎(南九州大学):SDGsの視点からの地理教育
          要旨:本発表は、SDGsの視点からこれまでの地理教育実践を振り返り、さらに新しい地理教育実践として、宮崎を事例とした観光教育を考える。フィンランド、オーストラリア、カナダの海外のESD教育の動向やアジェンダ21作成者へのインタビューについても報告したい。
        3. 14:35~15:20 田中城久:平安京と灰釉陶器
          要旨:平安時代全国に流通した灰釉陶器は、猿投窯を中心に東海地方独占で生産されたやきものである。その特色は植物灰で施釉する等、従来の器と違う技術で作られている。王朝文化400年を支えた器として灰釉陶器を取り上げる。
      • 15:20~16:00 総会
        • 議題:2020年度の事業報告案および決算案、2021年度の役員案、事業計画案、予算案、その他

2020年度の活動

  • 名古屋地理学会では、新型コロナウィルス感染症の拡大に伴い、健康被害リスクを避けるため、集会・対面によるすべての行事を中止にしました。また、主として機器等の問題により、オンライン開催も実施しませんでした。

2019年度の活動

  • 春の巡検:春の伊勢路をめぐる旅-鈴鹿の伝統産業、松阪の城・商人・探検家を訪ねる »新型コロナウィルス感染拡大防止のため中止
    • 実施日:2020年3月15日(日)
    • 集合場所・時刻:JR名古屋駅新幹線口・ゆりの噴水前、8:30(時間厳守)
    • 主な見学先:
      1. 鈴鹿市伝統産業会館:鈴鹿市の伝統工芸である鈴鹿墨と伊勢型紙を展示
      2. 松浦武四郎記念館:松浦武四郎は幕末から明治にかけての探検家・浮世絵師・著述家・好古家、蝦夷地(現在の北海道)に約13年間に計6回の調査を行ったことで有名
      3. 松阪商人の館・松阪もめん手織りセンター:江戸で紙や木綿を手びろく商いしていた豪商・小津清左衛門の邸宅
      4. 松坂城跡(松阪市歴史民俗資料館)
      5. 本居宣長旧宅(鈴屋)・本居宣長記念館:本居宣長が暮らした鈴屋、ゆかりの史料が展示された記念館
      6. 御城番屋敷:松坂御城番が居住した現存する組屋敷(長屋)遺構
    • コース:JR名古屋駅新幹線口⇒鈴鹿市伝統産業会館(伊勢型紙制作工程見学)⇒松浦武四郎記念館(武四郎の北海道探検記見学)⇒松阪フレックスホテル(昼食・休憩)⇒松阪商人の館・松阪もめん手織りセンター(見学)⇒松坂城跡(松阪市歴史民俗資料館)・本居宣長旧宅(鈴屋)・本居宣長記念館・御城番屋敷(見学)⇒JR名古屋駅新幹線口(18:30頃解散予定)
    • 案内者:林 上(中部大学教授)
    • 参加費:5,000円(見込み、昼食代・見学料金を含む)
    • 募集人員:30名(先着順、ただし学会員限定)
    • 参加申込み方法は、会員に直接通知します
  • 第26回 岐阜地理学会・名古屋地理学会合同シンポジウム:森林の利用と問題
    • 趣旨:森林は人間生活に不可欠の様々な役割を担っており、温暖化などの環境問題の解決、林業や近年における健康増進等の役割が注目されています。しかし一方で、森林の存在をあやうくし、利用を脅かす問題も顕著となっています。このような森林の様々な役割や問題には少なからぬ地域差がみられます。この機会に、岐阜地理学会と名古屋地理学会それぞれが属する地域の山林利用、問題点と原因、対応の現状などについて情報を交換し考えてみたいと思います。
    • 日時:2019年12月7日(土)13:00~16:30
    • 会場:中部学院大学各務原キャンパス(〒504-0837 各務原市那加甥田町30-1)
    • 主催:岐阜地理学会(主管)、名古屋地理学会
    • コーディネーター:原 賢仁(岐阜地理学会)
    • 総合司会:大沢洋司(大同工業大学講師)
    • 開会挨拶:岐阜地理学会会長・野元世紀(元岐阜大学教授)
    • 基調講演:橋本 操(岐阜大学准教授)「山間部での生活とその変化-森林利用と獣害に着目して」
    • パネリストと講演題目:
      1. 森田 実(NPO法人穂の国森づくりの会事務局長)「愛知県東三河地域における市民、企業、行政が一体となった森づくり」
      2. 加藤邦之(岐阜県加茂郡白川町森林組合組合長)「岐阜県加茂郡白川町の林業と森林組合の役割および専業林家の実態」
      3. 松本哲男(株式会社フジプロパティ取締役、森林公園管理事業部統括責任者)「森林公園の自然地誌と貴重動植物」
      4. 内木哲朗(尾張藩山守役内木彦七家山守資料館館長)「山絵図にみる尾張藩山守の役割」
    • 閉会挨拶:名古屋地理学会会長・林 上(中部大学教授)
  • 秋のシンポジウム:高等学校の新科目「地理総合」の実施をひかえて 2 -歴史教員・地理教員の立場から
    • 2022年度から実施される高等学校学習指導要領が2018年3月に公示されました。教科「地理歴史」では「地理総合」と「歴史総合」の2科目(いずれも2単位)が必修となります。昨年度のシンポジウムでは、「地理総合」の開講に向けて様々な取り組みをされている地理教員による授業実践が報告されました。参加された多くの現職教員をはじめ、地理教育関係者、出版社の編集担当者の方々から貴重な意見をいただき、新設されてよかったと思われるような「地理総合」にするため、今後の研鑽・努力の必要性を確認しました。今年度は高等学校の歴史教員や、中学校でも教えている地理教員による「地理総合」への想い、あるいは歴史授業での古地図利用の取り組みなど、地理的分野に関連する報告もあります。教育関係者はもとより、地理と様々な関わりをもつ方々からご意見をいただくとともに、「地理総合」、ひいては地理教育のあり方についての意見交換をおこないます。
    • 日時:2019年10月5日(土)13:00~16:30
    • 会場:中部大学名古屋キャンパス610講義室
    • 主催:名古屋地理学会
    • 後援:愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、岐阜地理学会、愛知教育大学地理学会
    • プログラム
      • 総合司会:柏木良明(岐阜聖徳学園大学副学長)
      • コーディネーター:溝口晃之(名城大学非常勤講師)
      • 開会挨拶:林 上(名古屋地理学会会長、中部大学教授)
      • 趣旨説明とパネリスト紹介:溝口晃之
      • 基調講演:森田匡俊(岐阜聖徳学園大学准教授)「どんと来い、GIS!」
      • パネリストによる発表
        • 和田麦彦(愛知県立惟信高等学校教諭)「日本史から『地理総合』を考える」
        • 黒野峻太郎(愛知県立日進高等学校教諭)「歴史科目の指導を通して感じた、地理と歴史の連携の必要性」
        • 佐藤俊樹(名古屋大学教育学部附属中・高等学校中学校副校長)「地理総合の垣根を低くする授業実践」
      • パネル・ディスカッション
      • コーディネーターのまとめ:溝口晃之
      • 閉会挨拶:林 上
    • 参加費無料、参加申込み不要(会員・非会員にかかわらず、どなたでも参加できます)
    • シンポジウムのチラシ
  • 夏のミニ巡検:日本銀行名古屋支店の見学
    • 趣旨:中央銀行たる日銀は、「政府の銀行」、「銀行の銀行」、「発券銀行」と呼ばれる業務に携わっていることで知られていますが、われわれの日常生活において、それら日銀の機能が意識されることはあまりないと思われます。その一方で、日銀は全国に32支店14事務所を配置し、各地域における産業調査や金融機関の動向把握を実施するなど、地域経済と密接な関係を持っています。今回の訪問先となる日銀名古屋支店は、大阪および西部(現北九州)に次ぐ3番目の支店として明治30年(1897年)に開設され、120年を超える歴史を有しています。同支店では、業務区域である愛知・三重・岐阜3県の企業や金融機関へのヒアリングや各種データ等から、当地域における経済・金融の動向を調査分析しています。今回の見学では、1億円(模擬券)の重さ体験や紙幣の偽造防止技術の紹介といった日銀ならではの内容も交えつつ、日銀支店が地域において果たす幅広い役割について学ぶ機会になるものと考えられます。
    • 見学先:日本銀行名古屋支店
    • 実施日:2019年8月22日(木)、集合時間:13時15分(厳守、見学時間2時間程度)
    • 集合場所:地下鉄「丸の内」駅(桜通線・鶴舞線)東改札口前
    • 見学定員:20名(先着順、会員とその同伴者に限る)
    • 案内者:杉浦真一郎(名城大学)
    • 参加申込み方法は会員に直接通知します
  • 総会/評議員会/研究報告会
    • 日時:2019年6月15日(土)11:00~16:00(途中休憩あり)
    • 場所:中部大学名古屋キャンパス(JR中央線、名古屋市営地下鉄鶴舞線「鶴舞」下車)、6階610講義室
    • プログラム
      • 評議員会(11:00~12:00)
      • 研究報告会(13:00~15:15)
        • 鵜飼要(中部大学大学院):戦前四日市市の化学工業の進展と土地利用の変遷
        • 酒井喜八郎(南九州大学):オーストラリアの地理教育、グローバル教育、EfS教育を考える-シティズンシップ教育の視点から-
        • 林 上(中部大学):交通、産業、都市から見たゲートウェイの地理学
      • 総会(15:20~16:00)
      • 茶話会(16:00~16:30)

2018年度の活動

  • 春の巡検:飛騨高山-地域の産業・社会・文化の歴史を訪ねる旅
    • 日時:2019年3月17日(日)8:30集合、19:00頃解散予定(多少前後します)
    • 集合場所:JR名古屋駅太閤通口(ゆりの噴水前)
    • 参加費:おひとり5,500円(昼食代・旅行保険代等を含みます)
    • 巡検コース
      1. 飛騨高山世界生活文化センター(飛騨高山の歴史・文化・産業を展示物で紹介)
      2. 飛騨高山まつりの屋台修理大工の作業所(八野大工作業所を特別に見学)
      3. 飛騨高山の歴史的酒造店・平瀬酒造の酒蔵(利き酒で味覚を体験)
      4. 飛騨高山まちの博物館(伝統的建造物群に指定された旧城下町で歴史にふれる)
    • 案内者:『飛騨高山』(2018年、風媒社刊)著者によるバス車内・現地でのガイドを予定
  • 第25回 名古屋地理学会・岐阜地理学会合同シンポジウム:祭りと地域
    • 趣旨:2016年11月30日のユネスコ会議において、国内の31の祭り(山・鉾・屋台行事)がユネスコ無形文化遺産に登録されました。すでに登録されていた2つと合わせて33の祭りが登録されたことになります。このうち愛知県では5つの市や町(犬山市、津島市と愛西市、蟹江町、半田市、知立市)、岐阜県では3つの市(高山市、飛騨市、大垣市)の祭りが登録されています。名古屋地理学会と岐阜地理学会では、この機会に、観光資源として活用、まちおこしとのかかわり、継承していく上での問題など、祭りと地域とのかかわりについて、多角的に考えたいと思います。
    • 日時:2018年12月1日(土)13:30~16:30(参加者:47名)
    • 会場:犬山市国際観光センター「フロイデ」(名鉄「犬山駅」下車、南東へ徒歩8分)
    • 主催:名古屋地理学会、岐阜地理学会、主管:名古屋地理学会
    • コーディネーター:林 上(中部大学教授)
    • 総合司会:溝口晃之(愛知教育大学非常勤講師)
    • プログラム
      1. 開会挨拶、趣旨説明・パネリスト紹介:名古屋地理学会会長、林 上(中部大学教授)
      2. パネリスト発表
        1. 浅野凖一郎(大垣本町相生ヤマ育成会)「ヤマ行事を継承していく上での諸問題」(※ヤマの漢字は車へんに山)
        2. 園田俊介(津島市立図書館・館長)「天王川の変遷と尾張津島天王祭」
        3. 田中 彰(高山市教育委員会、高山市史編纂専門委員、学芸員)「春と秋の高山祭」
        4. 柴田憲一(犬山祭保存会)「犬山祭の歴史-今と後世につなげて」
      3. パネルディスカッション
      4. 閉会挨拶:岐阜地理学会会長、野元世紀(元岐阜大学教授)
  • 秋のシンポジウム:高等学校の新科目「地理総合」の実施をひかえて
    • 2022年度から実施される高等学校新学習指導要領が、今年3月に公示されました。教科「地理歴史」では、「地理総合」と「歴史総合」の2科目が必修(いずれも2単位)となります。2022年4月の実施を前倒しして、来年2019年4月から移行措置が開始されることになっていますが、すでに高等学校の現場では様々な試みが始まっています。今秋のシンポジウムでは、この「地理総合」に向けて、若手の先生方が取り組んでいる授業を紹介していただくとともに、現職の先生方をはじめ、地理教育に携わる学校関係者、将来教師をめざす大学生、地理と様々なかかわりをもつ市民など、多くの参加者の方々からのご意見を頂戴し、新しい地理教育を、より充実したものにするための意見交換をおこないます。
    • 日時:2018年10月13日(土)13:00~16:30(参加者:37名)
    • 会場:中部大学名古屋キャンパス510講義室
    • 主催:名古屋地理学会
    • 後援:愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、岐阜地理学会、愛知教育大学地理学会
    • コーディネーター:溝口晃之(愛知教育大学非常勤講師)
    • 総合司会:柿原昇(愛知学院大学非常勤講師)
    • プログラム
      1. 開会挨拶:林 上(名古屋地理学会会長、中部大学教授)
      2. 趣旨説明とパネリスト紹介:溝口晃之
      3. 基調講演:岡本耕平(名古屋大学教授)「地理総合に対する日本学術会議の取り組み」
      4. パネリスト報告:
        • 武山あかね(愛知県立津島高等学校教諭)「フィールドワークとハザードマップを組み合わせた授業実践」
        • 酒井未菜(名古屋市立富田高等学校教諭)「教科間の連携を活かした地理の教育実践」
        • 羽土文彦(愛知県立一宮高等学校教諭)「学校現場の感覚でとらえた“地理総合”導入への課題」
      5. パネル・ディスカッション
      6. コーディネーターのまとめ
      7. 閉会挨拶:林 上
  • 夏のミニ巡検:駅前複合施設「尾張一宮駅前ビル(i-ビル)」の見学
    • 趣旨:2012年にオープンした尾張一宮駅前ビルには、図書館や子育て・市民活動支援,観光振興、福祉のほかSOHOインキュベータオフィスや創業支援・若者の就業サポートなど、幅広い公共公益機能が併設されています。このように鉄道駅と一体化した交流・文化拠点として、また都市の表玄関として中心市街地の景観形成に大きく寄与する役割を果たしている同ビルを見学することで、都市の魅力を高めるために、どのように集客・交流の空間が作られているのかについて学ぶことができるものと思われます。
    • 実施日時:2018年8月21日(火)14:00~16:00(参加者:17名)
    • 見学場所:尾張一宮駅前ビル(通称 i-ビル)
    • 案内者:杉浦真一郎(名城大学)
    • 集合時間・場所:13時45分(厳守)、JR東海道本線「尾張一宮」駅改札口前
    • 見学定員:20名程度(先着順、会員とその同伴者に限る)
  • 総会/評議員会/研究報告会
    • 日時:2018年7月7日(土)9:30~16:00(参加者:23名)
    • 場所:中部大学名古屋キャンパス(JR中央線、名古屋市営地下鉄鶴舞線「鶴舞」下車)、6階610講義室(研究報告会/総会)、8階8C教室(評議員会/茶話会)
    • プログラム
      • 午前の部(座長:伊藤健司、9:30~11:45)
        • 酒井喜八郎(南九州大学):景観からの社会科地理アクティブラーニング-小学校中学年の授業づくりへのアプローチ-
        • 高橋 誠(名古屋大学)、シャリファ・ダリムンテ(インドネシア科学院/名古屋大学):巨大災害の被災経験はコミュニティの防災力向上につながらないのか-インドネシアのアチェとジョグジャカルタとの比較研究-
        • 大塚俊幸(中部大学)、久保倫子(筑波大学):名古屋大都市圏の郊外住宅地の現状と未来―岐阜県可児市での調査を終えて-
      • 休憩/評議員会(11:45~13:15)
      • 午後の部(座長:柿原 昇、13:15~15:30)
        • 鵜飼 要(中部大学大学院国際人間学研究科):戦間期の臨海工業地帯造成-愛媛県新居浜市を事例に-
        • 田中城久:名古屋市南区帯刀(たてわき)屋敷について―戦国期戸部水野氏の城館-
        • 近藤暁夫(愛知大学):政府刊行物の地図の誤りはいかにして無批判に受け継がれたか-『外交青書』『防衛白書』を事例に-
      • 総 会(15:30~16:00)
      • 茶話会(16:10~17:00)
    • プログラム・発表要旨はこちら(PDF:253KB)

2017年度の活動

  • 春の巡検:浜名湖の変わるもの、変わらないもの
    • 趣旨:古代より“遠江”として知られる浜名湖は、日本の東西交通の結節点として機能し、湖の周囲には独自の産業が立地・成長してきた。交通の要衝としては、度重なる地震津波(特に1498年の明応地震津波では浜堤が決壊して汽水湖になっている)に襲われながらもその都度復興し、特に近世においては東海道「新居関所」が浜堤上に立地した。今日でも、浜名湖南岸は東海道新幹線や東海道線、国道一号などが細長い浜堤上を並走する、太平洋ベルト最重要のチョークポイントのひとつである。他方、浜名湖北岸にも姫街道と東名高速道路、新東名高速が通っており、これを睨む「井伊谷」が中世豪族井伊氏割拠の地として大河ドラマ『おんな城主直虎』の舞台となったことは記憶に新しい。
       産業面では、汽水湖という条件をいかした養鰻業が全国的に著名であったが、近年では産地間の競争やウナギ稚魚の不漁が深刻で衰退傾向が顕著である。廃墟となった養鰻池の跡地には、大規模ショッピングセンターや工場が進出してきた。そして、近年顕著なのが長い日照時間を活用したソーラーパネルの大量立地である。養鰻池跡へのソーラーパネルの大量立地は、浜名湖沿岸域の景観を一変させつつある。
       そこで、今回の巡検では、中世から続く北岸の小世界(井伊谷)、古代からの交通の要衝の名残、最新の動向であるソーラーパネルの大量立地という浜名湖を巡る古代から現在までの時相の堆積を現地で確認したい(ついでに浜名湖の味覚も堪能する)。大河ドラマの記憶も新しく、また春休みの土曜日開催となる今回、多くの皆さまのご参加を期待しています。
    • 実施日:2018年3月24日(土)
    • 集合場所・時刻:名古屋市営地下鉄東山線「本郷駅」、午前9時集合
    • 参加者:17名
    • 参加費:一般5,000円、学生・生徒4,000円(ともに昼食代を含む)
    • 主な訪問先:新居関所・関所史料館、舞阪・志都呂の養鰻池と跡地利用、龍潭寺と井伊谷
    • ルート:地下鉄・本郷駅(9時頃出発)-〈東名高速道路経由、三ヶ日IC、浜名湖西岸経由〉-新居関所・関所史料館見学-舞阪「魚あら」(舞阪漁港や今切口を眺めながら、浜名湖の幸を活かした天丼を賞味)-舞阪の宿場町跡・養鰻池・ソーラーパネル(跡地利用)徒歩見学-養鰻池跡地利用(イオンモール浜松志都呂・浜名湖花博跡地、ソフトバンクのメガソーラー等の車窓見学-〈浜名湖東岸経由〉-龍潭寺・井伊谷(『おんな城主直虎』の世界を徒歩見学)-〈新東名三ヶ日IC、東名経由〉-本郷駅(18時頃解散)
    • 担当者:近藤暁夫(愛知大学)、柏木良明(岐阜聖徳学園大学)
  • 第24回名古屋地理学会・岐阜地理学会合同シンポジウム:両県における鉄道交通の現状と将来
    • 趣旨:全国的な自動車交通の進展に対して鉄道交通の評価は様々である。自動車生産の拠点を抱えつつ、鉄道交通が通勤通学で重要な役割を果たしている愛知県。山間地が多く過疎地の目立ち、鉄道交通の比重の低下を憂慮する地域もみられる岐阜県。対照的ともいえる両県において、鉄道交通の役割を再評価し、地域に望まれる鉄道の在り方を探ってみたい。
    • 日時:2017年12月2日(土)13:30~16:30
    • 会場:中部学院大学各務原キャンパス
    • 主管:岐阜地理学会
    • 総合司会:原 賢仁(帝京可児高等学校)
    • 開会挨拶:岐阜地理学会会長、今井春昭(中部学院大学)
    • 基調講演:安積紀雄(名古屋産業大学名誉教授):大都市圏の鉄道交通について-名古屋圏を中心に-
    • パネリスト発表:
      1. 田中健作(豊田工業高等専門学校専任講師):名古屋大都市圏における鉄道交通と拠点駅の動向
      2. 東 善朗(一般社団法人Do It Yourself代表理事):鉄道の保存活動としての地域探検ゲーム“養老鉄道クエスト”
      3. 小川康弘(愛知環状鉄道株式会社総務部総務人事課企画担当課長):開業30年を迎える“愛知環状鉄道”の現状と将来
      4. 坂本桂二(長良川鉄道株式会社専務取締役):中山間地域の鉄道の役割
    • パネルディスカッション(4人のパネリスト登壇)
    • 閉会挨拶:名古屋地理学会会長、林 上(中部大学)
  • 秋のシンポジウム:地図を正しく作成し利用するには
    • 趣旨:紙の地図から電子地図に至るまで、現代社会において地図はなくてはならない存在です。地表上の一部分を点、線、画像などによって表現する地図は、作成者の意図にもとづいてつくられています。利用者はその意図を理解し、活用目的にふさわしい地図を選んでいると思われます。しかし中には作成者の意図が十分に理解されていなかったり、求める地図が手に入りにくかったりすることがあります。また本来、正確であるべき地図が何らかの理由で誤って作成されている場合もあります。高校や大学など教育の現場で、あるいは市民の日常生活の中で、地図サービスの提供者と利用者の間にミスマッチがあったり、地図に誤りがあったりすることは避けたいものです。今回のシンポジウムでは、教育現場や自治体の部署で日頃から地図と深く関わっている専門家に集まっていただき、「現代社会における地図利用の諸課題」について話し合っていただきます。地図にご関心のある方は、是非、ご参加下さい。
    • 日時:2017年10月21日(土)13:30~16:30
    • 会場:中部大学名古屋キャンパス
    • パネラー(五十音順、敬称略):
      • 木下三郎(春日井市・総務部情報システム課)[春日井マップ管理運営]
      • 近藤暁夫(愛知大学・文学部人文社会学科) [経済地理学・地図活用]
      • 渡部展也(中部大学・人文学部歴史地理学科)[地理情報システム]
    • コーディネーター:林   上(中部大学・人文学部歴史地理学科)[都市経済地理学]
  • 夏のミニ巡検:住宅建材メーカー「ニチハ株式会社名古屋工場」の見学
    • ニチハ株式会社は、昭和31年に木材資源の有効利用を目的に「日本ハードボード工業株式会社」として設立され、いち早く石綿を使用しない窯業系サイディングの開発を行った住宅建材メーカーです。今回見学する名古屋工場は、名古屋港の間近にあり、広大な敷地・規模を誇るニチハの主力工場です。個人での見学は難しく、多くの会員諸氏の参加をお待ちしています。
    • 実施日:2017年8月25日(金)、参加者:14名
    • 見学場所:ニチハ㈱名古屋工場
    • 案内者:杉浦真一郎(名城大学)、大塚俊幸(中部大学)
    • 集合時間:13時40分(時間厳守)
    • 集合場所:あおなみ線「野跡」駅改札口前
    • 見学時間:14:00~16:00(予定)
  • 総会/評議員会/研究報告会
    • 日時:2017年6月24日(土)10時より(途中休憩を含む)、参加者:23名
    • 場所:中部大学名古屋キャンパス(JR中央線、名古屋市営地下鉄鶴舞線「鶴舞」下車)、6階610講義室(研究報告会/総会)、8階8C教室(評議員会/茶話会)
    • プログラム
      • 第一部(座長:伊藤健司、10:00~11:30)
        • 杉浦真一郎(名城大学):衆議院議員総選挙における投票結果の地域的考察
        • 柿原 昇(愛知学院大学・非):自然環境と防災II~石巻市・南三陸町・宮古市で撮影した画像から復興状況を考察する~
      • 第二部(座長:大塚俊幸、11:35~14:15、途中休憩/評議員会11:20~13:30)
        • 溝口晃之:豊田市初陣川の水文環境
        • 酒井喜八郎(南九州大学):オーストラリアのEfS教育・グローバル教育・シティズンシップ教育の動向と特質-ビクトリア州とクイーンズランド州を中心に
      • 第三部(座長:高橋誠、14:20~15:50)
        • 田中城久:衣浦の原始・古代-貝塚・製塩遺跡からたどる海の名残り
        • 林  上(中部大学):近世日本における都市・港湾の類型化
      • 総会(15:50-16:20)
    • 発表要旨は、こちら(PDF:591KB)。

2016年度の活動

  • 春の巡検:北勢地域の新型温泉リゾートと自動車・レジャー産業
    • 趣旨:自由時間が増大し、サービス経済化が進む中、観光・レジャー産業は大きな可能性を秘めた産業として期待されています。三重県では、2016年5月に賢島において伊勢志摩サミットが開催され、これを絶好の情報発信機会として捉え、観光客の誘致による波及効果の拡大に取り組んでいます。また、新名神高速道路の部分開通により、三重県北勢地域は名古屋圏からだけでなく、関西圏からもよりアクセスのしやすい地域となっています。石油化学コンビナートや自動車産業といった工業地域としてのイメージの強い北勢地域ですが、地域内には湯の山温泉や長島温泉といった温泉地のほか、鈴鹿サーキット、ナガシマスパーランドといった大規模レジャー施設もあります。また、近年では、コンビナート夜景を観光資源とするなど、既存の産業を基盤とした観光・レジャー分野への新たな展開が見られるようになってきています。そこで、温泉と有名パティシエやイタリアンシェフで知られる複合温泉リゾート「アクアイグニス・片岡温泉」を午前中に訪ね、地元で建設業を営んでいた若手経営者が異業種分野に参入し、数年で100万人の来場者を迎えるに至った経緯や今後の事業展開について学びます。また、午後からは軽自動車に生産の中心を移している自動車生産の現場(本田技研工業㈱鈴鹿製作所)を見学し、自動車産業に対する理解を深めるとともに、鈴鹿サーキットの運営会社である㈱モビリティランドを訪問し、モータースポーツとレジャー産業の現状と展望について学びます。
    • 実施日:2017年3月24日(金)
    • 集合場所・時刻:近鉄四日市駅南改札口、午前9時20分集合
    • 参加者:25名
    • 参加費:一般3,000円、学生・生徒2,000円(バス代、昼食代、国内旅行保険代等を含む)
    • 訪問先:
      • アクアイグニス・片岡温泉(建設業から農業生産法人、IT産業、温泉リゾート産業へと多角的な事業展開を行ってきた経緯や今後の事業計画について説明を受けるとともに、施設内を見学します)
      • 本田技研工業㈱鈴鹿製作所(概要説明、ビデオ視聴ののち、自動車製造ラインを見学します)
      • 鈴鹿サーキット(モータースポーツ、アミューズメント、リゾートなどの事業を通じたモビリティ文化の醸成の取り組みについて運営会社の㈱モビリティランドの担当者から説明を受けながら、広大な施設の一部を見学します)
    • 行 程:近鉄四日市駅前(岡本総本店前)→アクアイグニス・片岡温泉(説明・施設見学)→昼食(自然薯料理「茶茶鈴鹿山麓店」)→本田技研工業㈱鈴鹿製作所(工場見学)→鈴鹿サーキット・㈱モビリティランド(説明・施設見学)→近鉄四日市駅着・解散(午後6時頃)
    • 担当者:柏木良明(岐阜聖徳学園大学)、大塚俊幸(中部大学)
  • 第23回名古屋地理学会・岐阜地理学会合同シンポジウム
    • テーマ:木曽川について考える-生態、治水、生活、観光
    • 日時:2016年12月3日(土)13:00~16:30
    • 会場:ホテル・ルブラ王山、地下1F「弥生」(地下鉄東山線「池下」駅下車徒歩5分)
    • 主催:名古屋地理学会(主管)、岐阜地理学会
    • コーディネーター:林 上(名古屋地理学会会長、中部大学人文学部教授)
    • 総合司会:柿原 昇(愛知教育大学非常勤講師)
    • プログラム
      • 開会挨拶、趣旨説明とパネリスト紹介:林 上
      • パネリストの講演
        1. 永山滋也(国立研究開発法人土木研究所自然共生研究センター):木曽川氾濫原生態系の変化と保全に向けた研究と実践
        2. 林 泰正(中部大学大学院博士後期課程):近代の観光ガイドブックにみる“名古屋”の観光地としての木曽川
        3. 山田昭彦(岐阜県博物館):中近世の木曽川をめぐる問題-美濃・尾張の国境と治水
        4. 久保禎子(一宮市尾西歴史民俗資料館学芸員):木曽川と人の暮らし
      • パネルディスカッション、まとめ
      • 閉会挨拶:今井春昭(岐阜地理学会会長、中部学院大学教授)
      • 懇親会
  • 秋のシンポジウム:人口減少時代の名古屋大都市圏を考える
    • 趣旨:人口減少時代を迎えた日本では、近未来の持続可能な社会に向けて戦略的なコンパクト化を念頭に置いた議論が必要になってきている。このことは、近現代において一貫して人口・資本が集中し、空間的範囲や影響力を膨張させてきた大都市圏においても避けられない問題である。この中で、阿部ほか(2015)が名古屋圏を対象に提起した「大都市圏のコンパクト化」に向けた議論が注目される。これは、これまで地方都市等日常生活圏の空間スケールを中心に議論されてきたコンパクトシティの概念を、さらに踏み込んでより広域な経済圏・生活圏である大都市圏全体の未来像へと広げて考える試みであるといえる。もちろん、大都市圏のコンパクト化は、コンパクトシティの空間スケールをただ拡大したものではない質的な差異と複雑さをはらむ。また、都市圏の空間スケールを経済と人口の縮小分だけ単純に縮退させるような概念も有効ではない。そこでは、大都市圏を構成し特徴づける諸事象と、その多様な空間スケールに応じた多角的な大都市圏の現状把握と未来予測、そしてそれを踏まえた上での政策ビジョンの提示を通して、人口減少下においてもいかに持続可能な大都市圏を構築していくのかの議論が求められる。もちろん、これは一朝一夕に成し遂げられるものではなく、地理学を含むあらゆる分野の知の枠組みを動員した長期的な検討が必要である。そこで、今回のシンポジウムでは、阿部ほか(2015)で示された論点を中心に、GIS、交通、都市居住、さらに都市圏外縁の農村地域との関係、グローバル人材の流動など様々な分野から、名古屋大都市圏を多面的に分析しつつ、それらを取りまとめたコンパクト化する名古屋圏の未来像について問題提起と議論を行いたい。
    • 日時:2016年10月8日(土)13:30~17:00
    • 会場:愛知大学名古屋キャンパス(笹島)L803教室
    • 共催:越境地域政策研究拠点(愛知大学三遠南信地域連携研究センター)
    • プログラム:
      • 趣旨説明(阿部亮吾:愛知教育大学准教授)
      • 話題提供
        1. 人口構造からみた名古屋圏の課題と展望(駒木伸比古:愛知大学准教授)
        2. 名古屋圏の交通の現状とコンパクト化に向けた課題(田中健作:豊田工業高等専門学校講師)
        3. 名古屋大都市圏の商業のコンパクト化と消費活性化に向けた課題(近藤暁夫:愛知大学准教授)
        4. 名古屋大都市圏における都心と周辺都市の住まい方とその課題(久保倫子:岐阜大学助教)
        5. 名古屋圏における都市-農村交流の可能性(林琢也:岐阜大学准教授)
        6. 名古屋圏のグローバル人材の流入と定着プロセス(阿部)
      • まとめ:名古屋大都市圏のコンパクト化に向けた課題と展望(阿部)
      • コメント(林 上:中部大学教授・名古屋地理学会会長)
      • 総合討論(登壇者:話題提供者とコメンテーター)
    • 参加費無料、参加申込み不要(どなたでも自由に参加できます)
  • 夏のミニ巡検:都市を支える地域冷暖房
    • 一定のエリアに立地する複数の建物に対して、一箇所の冷暖房・給湯設備から冷・温水等を供給するシステムを地域冷暖房(地域熱供給)と呼びます。このシステムは、効率化による省エネルギーや大気汚染防止など地域の環境保全に貢献しうるとして、大規模な都市再開発において重要な役割が期待されています。今回、近年高層建築物のリニューアルが活発な名駅地区における地域冷暖房事業者の一つであるDHC名古屋株式会社の諸設備(地下エネルギーセンターや屋上冷却塔設備)を主な見学先として、都市のオフィス・商業空間を下支えする地域熱供給について学びます。
    • 見学先:DHC名古屋株式会社名駅東エネルギーセンター
    • 案内者:杉浦真一郎(名城大学)、伊藤健司(名城大学)
    • 実施日:2016年8月22日(月)14:00~15:30(予定)、13:50集合(時間厳守)
    • 集合場所:ミッドランドスクエア・オフィス棟1階エントランスロビー
    • 参加者:18名
  • 総会/評議員会/研究報告会
    • 日時:2016年6月18日(土)9:30~17:30(参加者32名)
    • 場所:中部大学名古屋キャンパス、6階610講義室(研究報告会/総会)、8階8C教室(評議員会/茶話会)
    • プログラム
      • 午前の部(座長:伊藤健司/高橋誠)9:30~11:45
        • 杉浦真一郎(名城大学):市町村国保の地域的差異と運営枠組みの広域化
        • 村山 徹(愛知大学三遠南信地域連携研究センター):減災手法の進展にみる日本の災害政策の特徴
        • 柏木良明(岐阜聖徳学園大学):地理B教科書における気候と植生記述の問題点
      • 休憩/評議員会11:45~13:00
      • 午後の部(1)(座長:近藤暁夫)13:00~14:30
        • 飯塚隆藤(愛知大学地域政策学部):淀川流域における近代河川舟運の変化に関する検討-歴史GISデータベースを用いて
        • 林 哲志(愛知県立成章高等学校):渥美半島伊良湖村の人々が集落移転を円滑に進めることができた理由
      • 午後の部(2)(座長:柿原昇)14:45~16:15
        • 酒井喜八郎(南九州大学人間発達学部):大学でのアクティブラーニングと最近の海外の地理教育の動向~景観レポートと地図帳活用を中心に~
        • 堀池雄斗・尾崎和・長瀬瑞穂・吉村昌也・竹谷一眞・木村稔・水川茜(鶯谷中学・高等学校):甲府、米子、大洲巡検から学んだこと
      • 総会16:15~16:45
      • 茶話会16:45~17:30
    • 発表要旨は、こちら(PDF:590KB)

2015年度の活動

  • 春の巡検:新東名開通!!! 逸早く通ってみませんか?
    • 趣旨:2016年2月に、新東名高速道路の浜松いなさICと豊田IC間が開通の運びとなりました。これにより、名古屋(東名名古屋IC)と奥三河(新城IC)が1時間程度で結ばれることになります。そして、このような劇的な時間距離の短縮は、物流、観光、居住などのさまざまな分野に大きなインパクトを与え、新たな地理編成をもたらしていくものと期待されます。これを、地理学に携わる者として見逃すことはできません。そこで、2016年の春の巡検は、逸早く開通したての新東名を通って「東三河の近さ」を感じることのできる企画にしました。また、三菱電機名古屋工場の分工場である新城工場の見学も実施します。工場間の連携や新東名開通による工場間・企業間・都市間関係の再構築など、昨年の見学成果をさらに深めることもできる企画です。
    • 日時:2016年3月18日(金)9:00~18:00頃
    • 主な見学地:
      • 鳳来寺山の傘杉(樹高日本一の巨木)
      • 門谷小学校跡の食堂(大正期の建築、昼食)
      • 三菱電機新城工場
      • 設楽原歴史資料館ならびに周辺の長篠の合戦関係地
    • 案内者:近藤暁夫(愛知大学)、溝口晃之
    • 参加者:24名

  • 22回 岐阜地理学会・名古屋地理学会合同シンポジウム
    • テーマ:歴史的遺構を生かした地域づくり
    • 日 時:平成27年12月5日(土)13:30~16:15
    • 会 場:中部学院大学各務原キャンパス2209教室
    • プログラム
      • 総合司会:原 賢仁(帝京大学可児高等学校)
      • 開会挨拶:岐阜地理学会会長、今井春昭(中部学院大学)
      • 基調講演:富樫幸一(岐阜大学)「歴史的な町並みを守り,活かすまちづくり」
      • パネラーによる発表
        1. 本山幸二(設計工房エム主宰、あいちヘリテージマネージャー)「知多木綿のふるさと 岡田に於ける歴史的景観を生かした地域づくり」
        2. 船戸忠幸(岐阜県文化財保護協会)「美濃市にみる歴史的景観を活かした地域づくり」
        3. 黒田剛司(NPO法人まちづくり津島)「歴史的景観を生かした津島のまちづくり」
        4. 谷口 尚(前白川村村長)「世界遺産登録から20年、白川村の地域づくり-その後の新しい課題」
      • 総合討論:コーディネイター、大澤洋司(大同工業大学)
      • 閉会挨拶:名古屋地理学会会長、林 上(中部大学)

  • 秋のシンポジウム:多様な住まい方について考える
    • 趣旨:結婚、出産、子どもの成長などに合わせて都心の賃貸住宅からファミリー向けマンションへ、さらに郊外の戸建て住宅へと住み替える、いわゆる「住宅双六」が当てはまらない時代になっています。必ずしも郊外の庭付き戸建て住宅が終の棲家とはならず、郊外から生活に便利な都心マンションへ住み替える高齢者。また、物質的に恵まれた都会での生活にあこがれた20世紀とは異なり、精神的な豊かさを求め、田舎暮らしを望んで都会から田舎へ移住する若者たち。今回のシンポジウムでは、ハウジング研究、田舎暮らし支援、住宅政策などにかかわる方々をパネリストとしてお迎えし、それぞれの専門分野からの報告をもとに、多様化が進んでいる住まい方の実態を学び、そうした多様化する住まい方が地域に何をもたらすかを考えたいと思います。
    • 日 時:2015年10月17日(土)13:30~16:30
    • 会 場:中部大学名古屋キャンパス6階610講義室
    • 司 会:柏木良明(岐阜聖徳学園大学教育学部教授)
    • あいさつ:名古屋地理学会会長、林 上(中部大学人文学部教授)
    • 趣旨説明:コーディネーター、大塚俊幸(中部大学人文学部教授)
    • パネリストと講演題目:
      • 久保倫子氏(岐阜大学教育学部助教)「多様化する居住ニーズと住宅供給」
      • 加藤栄司氏(愛知県交流居住センター事務局長、一般社団法人地域問題研究所主席研究員)「交流居住と田舎暮らし」
      • 尾崎智央氏(愛知県建設部建築局長)「愛知県の住宅動向と住宅政策」
    • シンポジウムのチラシ

  • 夏のミニ巡検:三菱電機㈱名古屋製作所の見学
    • 趣旨:生産ラインの自動化・省力化を担うFA(ファクトリー・オートメーション)事業の中核拠点となっている三菱電機㈱名古屋製作所を見学し、グローバルな事業サポート体制の構築状況や、省エネ等を通じた環境への配慮などの取り組みの推進について学習する機会を設けました。製造業の現場を支える制御システムや生産管理システムについて学ぶ、またとないチャンスです。
    • 実施日:2015年8月17日(月)
    • 集合時間:13:40(時間厳守)
    • 集合場所:JR中央線「大曽根」駅 南口(南改札前)(地下鉄、名鉄側ではありません)
    • 見学場所:三菱電機㈱名古屋製作所(名古屋市東区矢田南五丁目1番14号)
    • 見学時間:14:00~16:00
    • 案内者:杉浦真一郎(名城大学)、伊藤健司(名城大学)
    • 参加者:18名

  • 研究報告会/総会/評議員会
    • 日時:2015年7月4日(土)10:00~16:30
    • 会場:中部大学名古屋キャンパス6階610講義室(研究報告会/総会)
    • プログラム
      • 午前の部 座長:大塚俊幸(10:00~11:30)
        • 安積紀雄(名古屋産業大学名誉教授):安積紀雄(2015)『続 地理と生きる』の紹介
        • 林 上(中部大学):サービス空間の地理学
      • 午後の部 座長:高橋 誠/原 眞一(12:45~15:15)

        • 酒井喜八郎(南九州大学):オーストラリアの環境教育-ESD教育とシティズンシップ教育の視点から
        • 柿原 昇(愛知教育大学非常勤講師):自然環境と防災~石巻市・南三陸町・宮古市で撮影した画像を用いた大学での授業展開の試み
        • 田中城久:『信長公記』記載「笠寺砦」の比定地を考える
      • 評議員会(11:45~12:45、8-C講義室)
      • 総 会(15:15~16:00、610講義室)
      • 茶話会(16:00~16:30、8-C講義室)
    • 参加者:24名
    • 発表要旨は、こちら

  • 特別研究集会:人文地理学会政治地理研究部会第14回研究会
    • 日時:2015年5月30日(土)13時30分~16時30分
    • 会場:ウインクあいち(愛知県産業労働センター)12階1210会議室
    • 主催:人文地理学会政治地理研究部会
    • 後援:名古屋地理学会
    • 発表者と発表タイトル
      • 丸山真央(滋賀県立大学)
        「世界都市」から「スケールの政治経済学」へ
        ネオリベラリズム以後の都市リストラクチュアリングの社会学の課題

2014年度の活動

  • 春の巡検:自然と共に進化する西美濃地域の産業
    • 実施日:2015年3月20日(金)午前9時~17時半頃(参加者:18名)
    • 参加費:ひとり2,500円(バス代、昼食代、国内旅行保険を含む)
    • 訪問先:
      1. イビデン株式会社東横山発電所(およそ100年前から電力を供給し、西美濃地域の産業立地の礎となった水力発電所。現在、新たな電力事業への新展開を計画中)
      2. 道の駅「星のふる里 ふじはし」(情報交流館、特産物販売施設、椎茸栽培施設、徳山民俗資料収蔵庫、レストラン「星のふる里」、そば処「藤橋庵」、いび川温泉「藤橋の湯」等からなる「道の駅」、屋外には100年前の発電機も展示)
      3. 矢橋ホールディングス(三星鉱業、矢橋工業、矢橋林業を中核とする企業グループ。住宅産業への進出、石灰関連事業の海外進出など、時代を見据えた事業拡大により成長する大垣の旧家・矢橋家)
    • 行程:JR大垣駅北口(9:00)-東横山発電所(10:10~11:30)-道の駅「ほしのふる里ふじはし」(11:45~12:30)-矢橋ホールディングス(13:30~17:00)-JR大垣駅北口(17:30頃)
    • 案内者:大塚俊幸(中部大学)、落合俊介(元愛知県庁)
    • 参加に際しての注意事項:午前中に訪問を予定しているイビデン東横山発電所では、発電施設から上部水槽まで遊歩道を歩いて上り下りすることになります。この時期、積雪の可能性もあり、場合によっては足元の悪い山道を20分程度歩いていただくことになるかもしれません。また、発電所の設備更新の準備に取り掛かる予定になっており、発電機自体を直接見学できない可能性もあります。
  • 第21回 名古屋地理学会・岐阜地理学会合同シンポジウム
    • テーマ:東海環状自動車道の10年-愛知と岐阜を結ぶ高速道路が果たしてきた役割
    • 趣旨:東海環状自動車道(東回り)が開通して、今年で10年目を迎えています。この高速道路の開通以降、愛知と岐阜を結ぶ物流と地域の変化が生じてきたと思われます。そこで、この道路が果たしてきた役割と地域変貌の実態を考察するため、4名のパネリストの報告をもとにパネル・ディスカッションを行います。
    • 主 催:名古屋地理学会(主管)、岐阜地理学会
    • 日 時:2014年12月6日(土)13:00~16:30
    • 会 場:ホテル・ルブラ王山(地下鉄東山線池下駅下車徒歩5分)
    • プログラム
      • 総合司会:溝口晃之(愛知教育大学非常勤講師)
      • コーディネーター、開会挨拶と趣旨説明:林  上(中部大学人文学部教授、名古屋地理学会会長)
      • 講演者と講演題目
        • 鈴木 真(岐阜県立多治見北高等学校教諭)
          「東海環状自動車道開通による東濃地方の産業の変遷について」
        • 加藤淳司(土岐市役所総務部長)
          「東海環状自動車道と地域経済」
        • 佐藤秀樹(岐阜県立関高等学校教頭)
          「東海環状自動車道開通による中濃地方の産業の変遷について」
        • 錦見桂司(名古屋港管理組合企画調整室室長)
          「背後の幹線道路網と名古屋港」
      • パネル・ディスカッション
      • 閉会挨拶:今井春昭(岐阜地理学会会長)
    • シンポジウムのチラシはこちらです
  • 秋のシンポジウム
    • テーマ:大学の都心回帰について考える
    • 趣旨:18歳人口が減少傾向にあるなか、大学の存立基盤をめぐる議論が各地で行われています。大学キャンパスの都市中心部への回帰現象は、そうした動きと密接に関係があると思います。高等教育施設の立地は今後どうあるべきか、それぞれの経験を踏まえながら話し合います。
    • 日 時:2014年10月18日(土)13:30~16:30(参加者:28名)
    • 会 場:愛知大学名古屋キャンパス講義棟L705教室
    • ごあいさつ
      • 神頭広好(愛知大学経営学部教授)
    • コーディネーター、趣旨説明
      • 林 上(中部大学人文学部教授)
    • パネリスト
      • 近藤暁夫(愛知大学文学部助教)
      • 笹井雅直(名古屋学院大学経済学部教授)
      • 山野明男(愛知学院大学教養部教授)
    • 来聴無料、事前申込み不要、どなたでも参加できます
    • シンポジウムのチラシはこちらです
  • 夏のミニ巡検:新しい形態の都市型倉庫・トランクルームの見学
    • 趣 旨:近年、大量生産・大量消費にともない、物流量の増加が著しく、輸送と保管の役割が向上しています。とくに地域的にみると、保管の物理的構造物である倉庫の立地が活発です。倉庫は従来港湾中心に発展してきましたが、自動車交通の発達以降、内陸の幹線道路沿線にも多くの倉庫が設置されています。もうひとつの新しい動きとして、大都市の都心部にトランクルームというこれまでの倉庫とは形態を異にする都市型倉庫が出現しています。この倉庫は一般にはなじみの薄い存在でしたが、最近、急速に大都市における保管需要の増大に対応して、その注目度を高めつつあります。つきましては、愛知県を本社とする最大手の東陽倉庫(株)本社のトランクルームを訪問して、その実態を学びたいと思います。個人ではなかなか見学の困難なトランクルームについて、このたびの貴重な機会に是非とも多数の会員が参加されることをお願いします。
    • 日 時:2014年8月22日(金)14:00~16:00(参加者:10名)
    • 集 合:13:30、地下鉄東山線・鶴舞線「伏見駅」6/7出口(地下)
    • 訪問先:東陽倉庫(株)本社トランクルーム(名古屋市中村区名駅南2-5-5)
    • 案内者:安積紀雄(名古屋産業大学名誉教授)、大塚俊幸(中部大学)
  • 研究報告会/総会/評議員会
    • 日時:2014年6月28日(土)10:00~16:30(途中休憩11:30~13:00、参加者:26名)
    • 会場:中部大学名古屋キャンパス6階610講義室(研究報告会/総会)
    • プログラム
      • 午前の部 座長:伊藤健司(10:00~11:30)
        • 大城純男(名古屋市立西陵高校事務嘱託員):オペラを中心とした音楽と都市の魅力づくり
        • 酒井喜八郎(名古屋市立小碓小学校):シンガポールの多文化教育とシティズンシップ教育
      • 午後の部 座長:高橋 誠(13:00~15:15)
        • 安積紀雄(名古屋産業大学名誉教授):静岡県における営業倉庫の立地
        • 山野明男(愛知学院大学):諫早湾干拓地の営農展開と課題
        • 有薗正一郎(愛知大学文学部):豊橋におけるタンポポ・ヒガンバナ・セイタカアワダチソウの自生地 分布および密度と土地利用との関わり
      • 評議員会(11:45~12:45、8-C 講義室)
      • 総 会(15:15~16:00、610 講義室)
      • 茶話会(16:00~16:30、610 講義室
    • プログラムおよび発表要旨は、こちらです

2013年度の活動

  • 三河地域の伝統工芸と農水産業-三河仏壇(岡崎)・バラ栽培(西尾)・水産試験場(蒲郡)
    • 趣旨:今年度の巡検では、愛知県三河地域を訪れ、この地域に伝わる伝統工芸と花卉生産や水産試験の現場を見学します。午前中は、岡崎市の中心部で古くから三河仏壇の製造販売をおこなっている「愛知屋仏壇本舗」を訪ね、三河仏壇の製造から販売までの現場を見学します。午後からは花卉栽培の盛んな西尾市でバラを生産している農業生産法人「レインボー」を訪ね、広大なビニールハウスでバラ栽培を行っている現場を見学し、続いて三河湾の漁場環境の改善等に取り組んでいる愛知県水産試験場本場を訪ね、愛知県の水産業の現状と水産試験場の取り組みについてお話を伺います。
    • 日時:2014年3月24日(月)8:20~18:00
    • 集合:午前8時20分、名古屋市営地下鉄東山線・本郷駅(東改札口前)
    • 解散:午後6時、名古屋市営地下鉄東山線・本郷駅付近
    • 参加者:22名
    • 参加費:一般4,500円、生徒・学生3,000円(バス代、昼食代、国内旅行保険を含む)
    • 訪問先:
      1. ㈱愛知屋仏壇本舗〈概要説明および組立工場の見学:約120分〉
        伝統工芸「三河仏壇」の製造から販売まで
      2. 農事組合法人レインボー〈概要説明と生産現場の見学:約75分〉
        広大なビニールハウスでのバラの生産
      3. 愛知県水産試験場〈概要説明と設備見学:約75分〉
        愛知県の水産業の現状と水産試験場の取り組み
    • 行程:地下鉄本郷駅前(8:30)→名古屋IC…(東名高速道路)…岡崎IC→愛知屋仏壇本舗(9:30~11:30)→昼食〈おお池〉(12:30~13:20)→農事組合法人レインボー(13:30~14:45)→愛知県水産試験場(15:30~16:45)→音羽蒲郡IC…(東名高速道路)…名古屋IC→地下鉄本郷駅前(18:00頃)
    • 案内者:大塚俊幸(中部大学)、落合俊介(元愛知県庁)
  • 第20回 名古屋地理学会・岐阜地理学会合同シンポジウム
    • テーマ:川と国土の未来-防災教育のあり方-
    • 日時:2013年12月7日(土)13:30~16:15
    • 会場:中部学院大学各務原キャンパス2108教室
    • 総合司会:原 賢仁(帝京大学可児高等学校)
    • 開会挨拶:岐阜地理学会会長 今井春昭(中部学院大学)
    • 基調講演:伊藤安男(文学博士、花園大学名誉教授)
    • パネラーによる発表
      1. 溝口晃之(愛知県立津島高等学校)「防災教育実践-地域の河川の特性・水害史を学ぶ-」
      2. 伊縫正人(岐阜県立各務原西高等学校)「生徒の防災意識を高める授業研究」
      3. 髙田準一郎(岐阜聖徳学園大学教授)「災害地名・災害景観に着目した地域教材の開発」
      4. 岩崎福久(岐阜県県土整備部次長兼河川課長)「伝統的防災マップを活用した地域防災力の向上-霞堤・輪中堤など先人の知恵、経験を次世代に継承するために-」
    • 総合討論:コーディネイター 今井春昭
    • 閉会挨拶:名古屋地理学会会長 林 上(中部大学)
    • 懇親会:各務原市産業文化センター8階展望レストラン「ぶるうすかい」
  • 秋のシンポジウム
    • テーマ:「都市の見て歩き方」をデザインする
    • 趣 旨:地理学には「巡検」や「エクスカーション」の伝統がある。地表にあるものすべてが研究や調査の対象となる地理学では、現場に出向き事実を見て回ることが、なにものにもまして優先される。こうした伝統をもつ地理学の立場から見ると、昨今、マスコミなどで取り上げられることの多い「まちあるき」や「産業観光」は、社会と学問が互いに近づきあうためのよい傾向のように思われる。
       社会の成熟化が、人々の関心を身近な世界で起こっている出来事に向けさせている。「都市は人類が築き上げた最高の傑作」といわれるが、“傑作”を自らの五官を通して十分感じ取るには、ある種の手順やノウハウが必要である。都市の何を見るかはその人の自由であるが、多くの関心を集めるところは、やはりあるのではないか。シンポジウムでは、旅行や都市歩きに造詣の深いパネリストを招き、どのようにしたら都市はおもしろく見て回れるのか、なぜ都市歩きはおもしろいのか、といった点について議論していただき たい。
       都市を見て歩く人は、自ら都市の中で暮らしている。自分の身の回りを面白くするヒントが、ほかの都市を見て歩くことによって得られるかもしれない。都市を見て歩くことは、自らの都市を見直す良い機会でもある。歴史のある都市、産業が活発な都市、美しい景観をもつ都市など、個性ある都市を見て回るためのノウハウ、都市歩きのデザインについて意見を交わしていただきたい。
    • 日 時:2013年10月19日(土)13:30~16:30
    • 会 場:名古屋都市センター11階ホール
    • 主 催:名古屋地理学会、共 催:名古屋都市センター
    • パネリスト:
      • 井村美里(名古屋市総務局主査):なんだろう?→なるほど!が楽しいまちあるき
      • 後藤充弘(株式会社トラベルコンシェルジュ代表取締役):都市歩きの楽しみ方と観光におけるその可能性
      • 原 眞一(中部大学非常勤講師):まち歩きの誘い・見方・設計-景観・風景を繋ぐまちの履歴と動向を読む
    • コーディネーター:林  上(中部大学人文学部教授)
  • ミニ巡検「まち歩き」
    • 秋のシンポジウム「『都市の見て歩き』をデザインする」(上記)の開催に併せて、午前の部として、金山駅周辺の「まち歩き」を実施します。午前の部のみの参加も可能です。多くの方のご参加をお待ちしています。
    • 日 時:2013年10月19日(土)10:00~12:00(雨天決行、各自雨具を持参のこと)
    • 案内者:柿原 昇(武豊高校)
    • 集合場所と時刻:名鉄・名古屋本線「山王駅」(普通電車のみ停車)改札口前、午前10時
    • コースと距離:名鉄「山王」駅→松重閘門→堀川→栄国寺→東本願寺境内の古渡城址→下茶屋公園→メーテレ前から大津通南下→金山総合駅解散(距離:約3.2km、全コース徒歩で実施)
    • 主な見学場所:
      1. 松重閘門:名古屋市の産業の大動脈として昭和5年に開削された中川運河と堀川とを結びつけるため、昭和6年に建設され、翌年供用開始された。ロック式の閘門。水上貨物輸送に利用されたが、昭和40年代に入ると、トラック輸送の発達によって水上貨物輸送の需要が著しく低下し、これに伴い通船量も激減した。その結果、松重閘門は昭和43年を最後に閉鎖され、昭和51年に使用廃止と保存が決定された。現在、中川運河側の閘門は埋め立てられ、松重閘門公園として利用されている。この2つの閘門は平成5年に名古屋市の都市景観重要建築物に指定された。
      2. 栄国寺(切支丹遺蹟博物館):江戸時代初めには、名古屋城下南方外れに位置し、千本松原と呼ばれた。正保元年頃より、尾張2代藩主の徳川光友によってキリシタンの取り締まりが厳しくなり、この地で、寛文元年から4年にかけて200人以上のキリシタンが処刑された。その後処刑地は土器野(現・清須市)に移されたが、処刑された人の霊を弔うため、一宇を建て、それを清涼庵と号した。清涼庵は貞享2年に栄国寺と改称された。昭和20年の名古屋大空襲の被災を免れ、千人塚と呼ばれる処刑場跡には、360年以上前の供養塔(慶安2年)と地蔵が残っている。昭和44年には、キリシタン関係の遺品コレクターの寄贈によって博物館が開館した。
      3. 東本願寺別院境内の古渡城址:織田信長の父親信秀によって古渡城が建設されたが、江戸時代に東本願寺別院が建設されたため、今は境内に記念碑が残るだけである。
      4. 下茶屋公園(古渡城の遺蹟):東別院の東側に隣接した大津通沿いに下茶屋公園がある。小規模な庭園と石垣が見られる。北側に残る石垣(土塁)は、16世紀後半に建設された古渡城の石垣の一部と考えられている。
  • 夏のミニ巡検
    • テーマ:独創的な商品を製作する印刷工場の見学
    • 趣旨:今夏のミニ巡検では、ネ-ムプレ-トというユニ-クな商品を製造している企業を訪問します。紙に印刷する工場とは違って、スクリ-ン印刷工程という特殊な工程をもち、自動車の運転席にある各種の表示板、家電製品の表示板などを幅広く製造しています。豊田合成や東海理化への納品が多く、特に化粧パネルの技術においてはプリント技術・金型・成形・塗装・レ-ザ-加工などの最先端技術を導入しています。本社のほか、藤枝市(静岡県)、 美濃市(岐阜県)、 鎌ヶ谷市(千葉県)に国内工場をもつとともに、マレ-シア、タイ、中国、インドネシア、アメリカ(シカゴ)に海外進出しています。当日は、生産ラインを見学できるほか、社長をはじめ、海外勤務の経験のある担当者から、進展するグローバル経済の中での企業戦略など、経済地理学に関連するお話を伺えます。多くの方々の参加を期待しています
    • 実施日:2013年8月26日(月)
    • 案内者:安積紀雄(名産大・名誉教授)、溝口晃之(津島高校)(参加者13名)
    • 集合時刻:13時
    • 集合場所:名古屋鉄道・津島線「勝幡」駅の改札口(1か所)
    • 見学場所:株式会社三和スクリ-ン銘板
    • 見学時間:13時半~15時半(16時頃「勝幡」駅で解散予定)
  • 研究報告会/総会/評議員会
    • 日時:2013年6月23日(日)9:30~17:00
    • 会場:中部大学名古屋キャンパス6階610/609講義室
    • プログラム(参加者27名)
      • セッション1 座長:大塚俊幸(9:30~10:50)
        • 佐野浩彬(中部大学大学院):静岡県浜松市における「区版避難行動計画」策定の意義と課題
        • 猿爪雅治(愛知大学大学院):女性の働きやすさに関する研究-福井県を中心として-
      • セッション2 座長:伊藤健司(11:00~12:20)
        • 安積紀雄(名古屋産業大学名誉教授):滋賀県における営業倉庫の立地
        • 酒井喜八郎(名古屋市立小碓小学校):これからの地理教育のパースペクティブ
      • 昼食休憩/評議員会(12:20~13:20)
      • セッション3 座長:高橋誠(13:20~15:20)
        • 渡邉康行(中部大学学生)・坂本裕紀(中部大学学生)・山元貴継(中部大学人文学部):岐阜県・下呂温泉をめぐる観光客の動向-観光客の温泉街での動きにも注目して-
        • 林 琢也(岐阜大学地域科学部):都市農業としてのアグリ・ツーリズムの可能性と限界
        • 山野明男(愛知学院大学):青森県十三湖干拓地における入植と営農
      • 総会(15:30~16:00)
      • 茶話会(16:00~16:45)
    • 発表要旨集はこちら[PDF:248KB]

2012年度の活動

  • 春の巡検:知多半島・武豊町の産業とエネルギー
    • 趣旨:中部地域最大級の太陽光発電所である「メガソーラーたけとよ」、日本におけるファイザーの医薬品生産拠点、そして醸造業が盛んな知多半島で明治時代から豆味噌・たまりの製造を続ける地元醸造業者を訪問します。また醸造業発展との関連もある武豊線の産業遺産も見学します。今回は知多半島・武豊町に焦点を絞り、伝統的な食品製造業から最新のメガソーラーまで、地域の産業について学びたいと思います。
    • 日時:2013年3月27日(水)8:30~18:30(参加者15名)
    • 集合時刻・場所:8時30分、名古屋市営地下鉄東山線・本郷駅(東改札口前)
    • 解散時間・場所:18時30分(予定)、名古屋市営地下鉄東山線・本郷駅
    • 募集人員:30名(先着順、会員に限る
    • 参加費:おひとり4,500円、学生割引(大学院生を含む)3,000円(いずれも昼食、団体旅行保険を含む)
    • 主な訪問地
      1. ファイザー・ファーマ名古屋工場:ファイザーの日本における生産拠点。医薬品の原薬・医薬品最終製品を製造。
      2. 合名会社中定商店/豆味噌・たまり醸造伝承館:豆味噌・たまりの製造販売。1879年(明治12年)創業。豆味噌・たまり醸造伝承館は1916年建築の蔵に、味噌、たまりの醸造用具や資料を展示。
      3. 旧国鉄武豊港駅転車台:貨物の方向転換に使用された転車台。武豊線は愛知県下最初の鉄道。
      4. 中部電力メガソーラーたけとよ:中部地域最大級の大規模太陽光発電所。武豊火力発電所もあわせて見学する。
    • 行程:地下鉄本郷駅(8:40)→(名二環・知多半島道路)→ファイザー・ファーマ名古屋工場(10:00-11:30)→むさし(昼食)(12:00-12:55)→中定商店:豆味噌・たまり醸造伝承館(13:00-14:00)→旧武豊港駅転車台/みそ蔵の小径(14:15-14:45)→中部電力:メガソーラーたけとよ・武豊火力発電所(15:00-17:00)→(南知多道路・知多半島道路・名古屋高速)→地下鉄本郷駅(18:30)
    • 案内者:伊藤健司(名城大学)、落合俊介、大塚俊幸(中部大学)
  • 第19回 名古屋地理学会・岐阜地理学会合同シンポジウム
    • テーマ:市民から見た地理の楽しみ方
    • 主催:名古屋地理学会(主管)、岐阜地理学会
    • 日時:2012年12月1日(土)午後1時~4時30分
    • 会場:ホテル・ルブラ王山2F「あおい」(地下鉄東山線「池下」下車)
    • コーディネーター:柿原 昇(愛知県立横須賀高等学校)
    • 総合司会:溝口晃之(愛知県立津島高等学校)
    • プログラム:
      • 開会挨拶:名古屋地理学会会長・林 上(中部大学人文学部教授)
      • 趣旨説明とパネリスト紹介:柿原 昇
      • 講演1:加藤隆夫(中村まち歩きマイスターの会代表)「町歩きを通じて、地理との関わり」
      • 講演2:名和 博(十六銀行)「峠越えと地図」
      • 講演3:杉山正大(公益財団法人名古屋まちづくり公社名古屋都市センター専任研究員)「地図に見るまちづくりのあゆみ」
      • 講演4:松尾 一(道の歴史研究会代表)「地図に見る消えた街道」
      • パネルディスカッション
      • 閉会挨拶:岐阜地理学会会長・伊藤安男(花園大学名誉教授)
    • シンポジウムの入場は無料、どなたでも参加できます。事前の参加申込みは必要ありません。
    • シンポジウムのチラシはこちら [JPG: 517KB]。
    • 懇親会(有料)のご案内:シンポジウム終了後、同じ会場にて懇親会を行います。
  • 秋のシンポジウム
    • 変わりゆく名古屋の都心について考える
    • 趣旨:城下町・名古屋の伝統的中心から、近代都市・名古屋の中心へ、そして、名古屋駅前が中心に加わり、名古屋の都心は大きく変化してきました。このシンポジウムでは、近い将来、さらに、変わる可能性を秘めた名古屋の都心をめぐって議論します。
    • 主催:名古屋地理学会
    • 共催:公益財団法人 名古屋まちづくり公社 名古屋都市センター
    • 日時:2012年10月13日(土)午後1時30分~4時30分
    • 会場:名古屋都市センター11階ホール(JR中央線金山駅前)
    • コーディネーター・趣旨説明:林 上(中部大学人文学部教授)
    • パネリスト:
      • 黒部 三樹(三井不動産株式会社中部支店次長)
      • 鳥山 玲子(フリーランス)
      • 羽根田 英樹(名古屋都市センター上席調査研究統括監)
    • 入場無料、どなたでも参加できます。事前の参加申込みは必要ありません。
    • シンポジウムのチラシはこちら [PDF: 285KB]。
  • 夏のミニ巡検
    • テーマ:稲沢市の銀杏栽培と三菱電機エレベーター工場の見学
    • 趣旨:名古屋市北郊内陸地域の稲沢市を訪問して、当地の顔ともいわれる銀杏栽培地と三菱電機エレベーター工場の2か所を見学します。いわゆる、名古屋大都市圏における近郊農業と内陸工業の両面を稲沢市に求めました。銀杏栽培は、生産地の範囲は狭小ですが、全国的にみた生産量は多く、その発展過程、栽培、流通などの把握は大いに勉学に値するものがあります。もう1つ三菱電機のエレベーターは近年、国内外のビル化、ならびに高層化にともない、その需要は活発であり、その技術革新も注目されております。濃尾平野にそびえるエレベーターの試験塔は三菱電機稲沢製作所のシンボルともいえましょう。いずれの見学地も個人で伺うことは難しく、是非ともこの機会に多くの方々の参加を期待しております。
    • 実施日:2012年8月27日(月)
    • 案内者:安積紀雄(名古屋産業大学名誉教授)、溝口晃之(津島高等学校)、大塚俊幸(中部大学)
    • 共催:東海地理研究会
    • 午前の部
      • 見学場所:銀杏栽培農家(稲沢市祖父江町)
      • 集合場所・時刻:名鉄尾西線「山崎駅」前 10:00
      • 見学時間:10:10~11:40(予定)
    • 午後の部
      • 見学場所:三菱電機株式会社稲沢製作所
      • 集合場所・時刻:JR東海道本線「稲沢駅」改札口前(1か所) 13:35
      • 見学時間:14:00~16:30(予定)
    • 募集定員:30名(先着順、ただし会員とその同伴者に限る)
    • 申込締切:2012年8月8日(水)必着
  • 研究報告会/総会/評議員会
    • 日時:2012年6月16日(土)9:30~17:00(参加者28名)
    • 会場:中部大学名古屋キャンパス6階 大ホール
    • プログラム:
      • セッション1 座長・溝口晃之(9:30~11:10)
        • 安積紀雄(名古屋産業大学名誉教授):わが国における営業倉庫の地域的性格について
        • 有薗正一郎(愛知大学):近代尾張国庶民が日常食べた麦飯の米と麦の割合
      • セッション2 座長・大塚俊幸(11:15~12:05、12:50~13:40、途中昼食休憩)
        • 酒井喜八郎(名古屋市立小碓小学校):海洋教育と地理教育
        • 近藤暁夫(愛知大学):京都市都心部の既存不適格建築物―新景観政策導入後の実態調査結果より―
      • セッション3 座長・落合俊介(13:45~15:25)
        • 杉浦真一郎(名城大学):広域連合における介護保険料の不均一賦課と市町村別にみた給付水準の動向
        • 駒木伸比古(愛知大学):日本におけるドラッグストアの成長と業際化
      • 総 会 15:30~16:00
      • 懇親会 16:00~17:00
    • プログラムの詳細はこちら [PDF: 187KB]。

2011年度の活動

  • 春の巡検
    • テーマ:三重県北勢地域の内陸工業と伊勢茶生産―シャープ亀山工場・太陽化学南部工場・製茶工場ささらの見学
    • 趣旨:今回の巡検では、三重県北勢地域の内陸部を訪れ、午前中は液晶テレビ向けパネルから中小型液晶向けパネルの製造に転換した「シャープ亀山工場」を見学します。午後からは緑茶関連品や乳化剤、鶏卵加工品等の製造・販売を行っている四日市の地元企業「太陽化学本社・南部工場」を見学し、続いて茶の生産量全国第三位の三重県の中で最も大きなシェアを占める鈴鹿市を訪ね、全国屈指の規模を誇る製茶工場「伊勢茶工房ささら」を見学します。また移動のさいには日本武尊終焉の地・能褒野を巡り、鈴鹿山麓に広がる茶畑の風景を車窓から見学します。
    • 日 時:2012年3月27日(火)8:30~17:30頃
    • 集合時間・場所:午前8時30分(厳守)、JR名古屋駅太閤通口(西口)噴水広場
    • 募集人員:30名(参加者:26名)
    • 参加費:一般4,000円、学生・生徒3,000円(バス代、昼食代等)
    • 行程:JR名古屋駅西口(8:30)→(名古屋高速・東名阪自動車道)→亀山SA(スマートIC)→シャープ亀山工場(10:00~12:00)→昼食〈彦兵衛〉(12:10~12:50)→日本武尊の墓・能褒野神社(車窓見学)→太陽化学(13:45~15:15)→伊勢茶工房ささら(15:30~16:30)→(東名阪自動車道・名古屋高速)→JR名古屋駅西口(17:30頃)
    • 訪問地
      • シャープ亀山工場〈概要説明と工場見学:2時間〉中小型液晶向けパネルの製造・販売
      • 日本武尊の墓・能褒野神社〈車窓見学〉
      • 太陽化学本社・南部工場〈概要説明と工場外部から映像による紹介:1.5時間〉緑茶関連品、機能性食品素材、乳化剤、鶏卵加工品等の製造・販売
      • 伊勢茶工房ささら〈概要説明と設備見学:1時間〉伊勢茶の産地・鈴鹿市にある全国屈指の規模を誇る製茶工場
    • 案内者:大塚俊幸(中部大学)、溝口晃之(津島高等学校)
  • 第18回名古屋地理学会・岐阜地理学会合同シンポジウム
    • テーマ:地理学と地図
    • 日 時:2011年12月3日(土)13:00~16:30
    • 会 場:岐阜県図書館2F研修室
    • コーディネーター:今井春昭(岐阜地理学会副会長、中部学院大学)
    • プログラム
      • 趣旨説明:伊藤安男(岐阜地理学会会長、花園大学名誉教授)「ともに空間表現の科学として」(13:10~13:30)
      • パネラーと発表題目
        • 小川尚文(武義高等学校)「GISを利用したコミュニケーション」(13:40~14:00)
        • 木村 稔(加納高等学校)「コンターワークを利用した市町村規模の地域調査」(14:00~14:20)
        • 久世晋一郎(ナカシャクリエイティブ)「地理情報の民間分野での活用のされ方」(14:20~14:40)
        • 湯川尚之(インフォマティクス)「地理情報ビジネスの今後」(14:40~15:00)
      • 総合討論(15:00~16:00)
      • コメント:林 上(名古屋地理学会会長、中部大学教授)(16:00~16:20)
    • シンポジウムの参加費は無料、事前の参加申込み不要
    • 併せて、岐阜県図書館地図室見学会(12:30~13:00、案内者:岐阜県図書館の安田守氏)、懇親会(16:30~17:00)を行った。
  • 秋のシンポジウム
    • テーマ:日本植民地をめぐる歴史地理学再考-台湾と満州を中心に-
    • 共 催:人文地理学会歴史地理研究部会
    • 日 時:2011年10月15日(土)13:00~17:00(参加者:40名)
    • 会 場:中部大学名古屋キャンパス6階610講義室
    • 発表者と発表題目
      • 柴田陽一(日本学術振興会特別研究員)「満洲の都市と地理学者」
      • 阿部康久(九州大)「旧植民地都市大連の経済発展と将来展望-主に歴史的背景に着目して-」
      • 山元貴継(中部大)「台湾東部・日本人移民村をめぐるプランニングと実際」
      • 内藤和彦(中部大)「日式木造住宅について-その現況と木構法史的考察-」
  • 夏のミニ巡検
    • テーマ:名古屋市上下水道局鍋屋上野浄水場・名城水処理センターの見学
    • 趣旨:このたびの東日本大震災において、非常時に最も重要なものは水の確保ということが大きく報道されました。そこで今回、われわれの日常生活に不可欠な水について、名古屋市の上下水処理施設を訪れて、木曽川から堀川(黒川)までの水と市民生活の係わりを学ぶ機会を設けました。大都市と水を水道と下水道両面から勉強する絶好のチャンスですので、多数のご参加をお待ちしております。なお、今年度の夏の巡検は1日の行程で行い、かつ、東海地理研究会と共催で実施いたします。
    • 実施日:2011年8月25日(木)(参加者:22名)
    • 見学場所:名古屋市上下水道局・鍋屋上野浄水場(午前の部)、名城水処理センター(午後の部)
    • 案内者:安積紀雄(名古屋産業大学)、山野明男(愛知学院大学)、大塚俊幸(中部大学)
    • 【午前の部】
      • 集合時間:9:00(時間厳守)
      • 集合場所:名古屋市営地下鉄・名城線「砂田橋」駅改札口前(1か所)
      • 見学場所:名古屋市上下水道局・鍋屋上野浄水場
      • 見学時間:9:15~11:30(予定)
    • 【午後の部】
      • 集合時間:13:30(時間厳守)
      • 集合場所:名古屋市営地下鉄・名城線「名城公園」駅改札口前(1か所)
      • 見学場所:名古屋市上下水道局・名城水処理センター
      • 見学時間:13:45~16:00(予定)
    • 見学定員:25名(先着順、ただし学会員とその同伴者に限る)
  • 研究報告会/総会(評議員会)
    • 日時:2011年6月18日(土)9:25~17:00(参加者:27名)
    • 会場:中部大学名古屋キャンパス6階610講義室
    • プログラム:
      • セッション1(座長:伊藤健司)9:30~11:10
        • 畠山和也(名古屋大学大学院生):秋田県大仙市における「大曲の花火」の変遷と現在-祭り研究の視点より-
        • 林  上(中部大学):パース外港・フリーマントルの港湾構造と対日貿易
      • セッション2(座長:落合俊介)11:15~12:05、12:50~13:40(途中昼食休憩)
        • 安積紀雄(名古屋産業大学):営業倉庫立地研究の背景と姿勢
      • 昼食休憩/評議員会(8C講義室)12:05~12:45
        • 酒井喜八郎(名古屋市立小碓小学校):産業経済としての林業を認識する日本の森林問題授業
      • セッション3(座長:柿原 昇)13:45~15:25
        • 上江洲朝彦(学校法人海陽学園海陽中等教育学校):観光地の向こう側、沖縄マイスターへの道
        • 溝口晃之(愛知県立津島高等学校):豊田市域の河川水質
      • 総 会 15:30~16:00
      • 懇親会 16:00~17:00

2010年度の活動

  • 春の巡検
    • テーマ:アグリビジネスの新展開と木曽路の景観-中津川でのスプラウト栽培と妻籠宿・馬籠宿の町並み保存-
    • 趣旨:今年度の春の巡検は、いま中山間地域で注目される新しいアグリビジネスと、歴史文化遺産と結び付いたツーリズムを学びます。かいわれ大根やブロッコリーの新芽、空心菜の新芽などのスプラウトを栽培する「中津川サラダ農園」、ちこりの新芽栽培施設や焼酎生産施設などがある「ちこり村」を見学します。続いて、昭和40年代から先進的に町並み保存に取り組み、近年は外国人観光客の増加でも注目される妻籠宿で町並み保存の継続的な取り組みを学ぶ。さらに、馬籠峠を通り、馬籠宿も合わせて見学します。なお、ちこり村にある農家手作り家庭料理レストラン「バーバーズダイニング」にて昼食をとる予定です。
    • 日時:2011年3月22日(火)8:20~18:30
    • 集合時間・場所:8時20分、名古屋市営地下鉄東山線・本郷駅(東改札口前)
    • 解散時間・場所:18時30分(予定)、名古屋市営地下鉄東山線・本郷駅
    • 募集人員:30名(先着順、会員とその同伴者に限る)
    • 参加費:おひとり4,500円、学生割引(大学院生を含む)3,000円(いずれもバーバーズダイニングでの昼食を含む)
    • 主な訪問地
      • 中津川サラダ農園:かいわれ大根・ブロッコリー新芽などのスプラウト(新芽野菜)栽培
      • ちこり村バーバーズダイニング(昼食):農家手作り家庭料理レストラン
      • ちこり生産ファーム・ちこちこ焼酎蔵:ちこりやちこりの焼酎の生産施設を見学
      • 妻籠宿:財団法人妻籠を愛する会による町並み保存の取り組みの説明
      • 馬籠宿
      • 落合の石畳
    • 案内者:伊藤健司(名城大学)、柿原昇(東海南高校)
  • 名古屋地理学会・岐阜地理学会合同シンポジウム
    • テーマ:愛知・岐阜の文化の地域性
    • 趣旨:愛知県と岐阜県の文化を多様な側面から取り上げ、その文化の形成・発展の背景にある地域性を探るとともに、それらの保存・活用のあり方について考えます。
    • 日時:2010年12月4日(土)13:00~16:30
    • 会場:ルブラ王山(名古屋市営地下鉄東山線池下駅2番出口下車、東に徒歩5分)
    • 主催:名古屋地理学会、岐阜地理学会、後援:名古屋市
    • プログラム
      • 総合司会 溝口晃之(愛知県立津島高等学校)
      • 13:00 開会挨拶 名古屋地理学会会長 林 上(中部大学)
      • 13:05 趣旨説明 大塚俊幸(中部大学)
      • 13:10 パネリスト報告
        • 日比野光敏(名古屋経済大学短期大学部)「食文化研究からみた愛知県と岐阜県」
        • 安元彦心(岐阜済美学院・済美高等学校)「盛り場のコスモロジー~柳ケ瀬と大須~」
        • 古池嘉和(名古屋学院大学経済学部)「陶磁器産地の特性比較~瀬戸・美濃~」
        • 山内正照(名古屋市住宅都市局歴史まちづくり推進室)「名古屋市の歴史文化とまちづくり戦略」
      • 15:00 総合討論 大塚俊幸
      • 16:25 閉会挨拶 岐阜地理学会会長 伊藤安男(花園大学名誉教授)
    • シンポジウムのポスター [PDF: 206KB]
  • 秋のシンポジウム
    • テーマ:陶磁器産地の産業資源を生かした街づくり(参加者30名)
    • 趣旨:愛知県では昔から陶磁器が生産されてきました。現在、消費の低迷や輸入品の増大などにより、産地の生産額は以前に比べると大きく落ち込んでいます。しかしその一方、陶磁器の生産現場や産業遺蹟を観光対象として見て回る動きが盛んになってきており、陶磁器産地はこれまでとは違う役割を担うようになりました。そこで、今回のシンポジウムでは、「陶磁器産地の産業資源を生かした街づくり」の試みについて、その実践と理論について考えてみたいと思います。大都市圏に比較的近い陶磁器の地場産業地域が生き残っていく方策として、「産業の歴史的蓄積を現代の生活に活かす」、「地域における産業景観の意義を見直す」、「伝統に新風を吹き込み、新たな製品・サービスを創出する」などの方向性が考えられます。今回のシンポジウムでは、日本を代表する六古窯産地でもある常滑焼と瀬戸焼の地場産業地域における「散歩道づくり」の試みを中心に、産業資源を活かした生活環境整備、産業景観形成、街づくりについて話し合いをしたいと考えております。
    • 日時:2010年10月30日(土)13:30~16:30
    • 会場:中部大学名古屋キャンパス6階610教室
    • 主催:名古屋地理学会
    • 趣旨説明・コーディネーター 林  上(中部大学人文学部教授)
    • パネリストと講演題目
      • 榊原 進(常滑市環境経済部商工観光課長)「常滑焼を生かした観光まちづくり」
      • 水野教雄(元瀬戸陶芸協会会長・瀬戸市無形文化財保持者)「瀬戸・洞町窯垣の小径の取り組み」
      • 市田 圭(名古屋大学環境学研究科博士後期課程院生)「産業景観を活かしたまちづくりにおける景観整備の意義」
    • シンポジウムのポスター [PDF: 4.4MB]
  • 夏のミニ巡検
    • テーマ:鉄道貨物を見直そう-JR貨物・名古屋貨物ターミナル駅見学―(参加者28名)
    • 見学地:JR貨物・名古屋貨物ターミナル駅(名古屋市中川区掛入町3-4、中島駅に隣接)
    • 日時:2010年8月20日(金)13:30集合(時間厳守、16:00頃解散予定)
    • 集合場所:名古屋臨海高速鉄道あおなみ線「中島駅」改札口前(1か所)
    • 定員:25名(先着順、非会員の場合は会員と同行する場合に限り参加できます)
    • 案内者:落合俊介(名古屋地理学会常任委員)・安積紀雄(名古屋産業大学)
    • 備考:今回の名古屋地理学会のミニ巡検は、東海地理研究会と共催(午後の見学会のみ)にて行います。東海地理研究会では、別途、同じ日の午前に名古屋地方気象台の見学会(9時地下鉄本山駅集合、11時頃一旦解散)を予定しています。この気象台見学会には、希望する場合、名古屋地理学会会員も参加できます。
  • 研究報告会/総会(評議員会)
    • 日時:2010年6月5日(土)9:25~17:00(参加者30名)
    • 会場:中部大学名古屋キャンパス6階610講義室
    • プログラム:
      • 午前のセッション(座長:溝口晃之)
        • 柿原昇(愛知県立東海南高等学校):ソウルと韓国南部海岸~韓国巡検抄録~
        • 岐阜県立加納高等学校地域研究部(代表者・島邊遼佑、指導・木村稔):加納の土地空間の変化~まちのポジションを考える~
        • 羽土文彦(愛知県立津島東高等学校):地理教育の充実に関する研究―地理教育を重視した地理歴史科他科目の学習指導および地理教育をめぐる現状の把握―
      • 昼食休憩/評議員会(8C 講義室)
      • 午後のセッション(座長:落合俊介)
        • 安積紀雄(名古屋産業大学):愛知県小牧市における営業倉庫の立地
        • 波多野峻(愛知県庁):輸出航空貨物流動における中部国際空港の利用要因
        • 島田善規(名古屋大学大学院環境学研究科社会環境学専攻):名古屋市営バス乗車人員の減少要因の検証と路線別要因の考察について
      • 総 会
      • 懇親会
    • プログラムの詳細はこちら [PDF: 173 KB]

2009年度の活動

  • 第16回 名古屋地理学会・岐阜地理学会合同シンポジウム(参加者45名)
    • テ-マ:災害と地理学
    • 日時:2009年12月5日(土)13:00~16:30
    • 会場:岐阜県図書館2F研修室
    • 主催:岐阜地理学会(主管)、名古屋地理学会
    • コーディネーター:今井春昭(岐阜地理学会副会長・中部学院大学)
    • 基調講演(13:10-13:50):「防災に果たす地理学」伊藤安男(岐阜地理学会会長、花園大学名誉教授)
    • パネラーと講演題目
      • 「地形分類図と防災への応用」(13:50~14:10):小池邦夫(岐阜地理学会理事)
      • 「丘陵地開発にともなう災害」(14:10~14:30):原 賢仁(岐阜地理学会理事)
      • 「東海豪雨災害を教訓に-ハザードマップ-」(14:30~14:50):鷲見雅一(清須市総務部長)
      • 「高校『地理』における防災教育の実践と今後」(14:50~15:10):溝口晃之(愛知県立津島高等学校)
    • 討論(15:20~16:30)
    • 懇親会(17:00~18:30)
  • 秋の巡検(参加者27名)
    • テーマ:みずなみ焼の地域ブランド化と旧岩村城下町のまちづくり
    • 実施日:2009年11月9日(月)9:00~17:00(バス利用)
    • 主催:名古屋地理学会、共催:人文地理学会
    • コース:地下鉄東山線本郷駅前→東名高速道路・中央自動車道→瑞浪市陶磁資料館→みずなみ焼食器メーカー→窯業原料(陶土)メーカー→道の駅(弁当による昼食)→旧岩村城下町のまちづくり→中央自動車道・東名高速道路・名古屋高速道路→JR名古屋駅新幹線口
    • 案内者:林  上(中部大学・責任者)・大塚俊幸(中部大学)・柿原 昇(東海南高校)
    • 地図:地形図25,000分の1「土岐」「瑞浪」「猿爪(ましづめ)」「岩村」
    • 参加費:ひとり3,500円(バス代、昼食代、資料代、資料館入場料を含む)
    • 巡検に先立ち、10月26日(月)18:30より、名古屋大学環境総合館6階616号室にて、巡検事前セミナーを実施(参加者8名)
  • 秋のシンポジウム(参加者50名)
    • テーマ:歴史・文化資源を活かしたまちづくり
    • 趣旨:いま日本の多くの中小地方では、中心部の空洞化や地域社会の高齢化など、さまざまな問題を抱えています。そういう状況下で、地元の歴史・文化景観を資源にして、ローカルイニシアチブによるまちづくりが行われることも多くなりました。このシンポジウムでは、そういった試みが行われている津島市を会場として、伊藤文郎津島市長から講演をいただくとともに、まちづくりに実際に関わる人たちの実践に焦点を当てて、その可能性や問題点について総合的に議論したいと思います。
    • 日時:2009年10月17日(土)13:00 ~16:30
    • 会場:津島市観光交流センター(愛称 まつりの館津島屋)
    • 主催:名古屋地理学会、後援:NPO法人まちづくり津島、津島市観光交流センター
    • プログラム
      • 開会の挨拶 林  上(名古屋地理学会会長・中部大学教授)
      • 講師の紹介 溝口晃之(愛知県立津島高等学校教諭)
      • 基調講演 伊藤文郎(津島市長):津島のまちづくりの基本理念
      • 瀬口哲夫(名古屋市立大学教授):歴史・文化資源を活かしたまちづくり
      • 石川雅己(桑名市市長公室長):そのては桑名のまちづくり
      • 鈴木吉男(NPO法人まちづくり津島副理事長):津島のまちづくりの源流
      • 恒川一三(天王文化塾プランナ-):津島のまちづくりに関わって
      • 総合討論(司会:溝口晃之)
  • 夏のミニ巡検(参加者30名)
    • テーマ:鉄は産業のもと―新日本製鐵名古屋製鉄所見学―
    • 趣旨:鉄鋼業は基幹産業そのものであり、鉄無くして我々の生活は成立しません。だが、最終製品の工場と異なり、製鉄所は身近な存在ではなく、なかなか見学の機会はありません。このたびの貴重な勉強会には素材を生産する工程において新しい発見が多々得られると思います。
    • 日時:2009年8月25日(火)13:00~16:00頃
    • 集合場所:名鉄常滑線「新日鉄前」駅改札口前(1ヵ所)
    • 見学内容:製鉄所内の高炉・圧延・出荷岸壁(バスを利用)
    • 案内者:安積紀雄(名古屋産業大学)、柿原 昇(東海南高校)
  • 研究報告会/総会/評議員会(参加者50名)
    • 日時:2009年6月20日(土)9:50~17:00
    • 場所:中部大学名古屋キャンパス(報告会と総会:610講義室、懇親会と評議員会:8C講義室)
    • セッション1 10:00~11:40 座長:落合俊介
      • 安積紀雄(名古屋産業大学):営業倉庫立地の研究方法
      • 伊藤 薫(岐阜聖徳学園大学):岐阜県飛騨地域の人口と経済・産業について―人口減少と所得水準低下の要因の検討―
    • 昼食休憩/評議員会 11:40~13:00
    • セッション2 13:00~14:40 座長:柿原 昇
      • 園部裕美(名古屋大学大学院生):香川県直島における移住者の存在形態と展望
      • 中村勝芳、伊藤智章、生徒15名(静岡県立吉原高等学校):地図を使った高校生の自主的研究活動とその成果~静岡県立吉原高等学校 ちりゼミからの報告~
    • 休憩(ポスター展示) 14:40~15:00
    • セッション3 15:00~16:40 座長:溝口晃之
      • 高橋幸仁:安八町揖斐川の廃川地域における土地利用の現況と今後
      • 山野明男(愛知学院大学):長崎県諫早湾干拓地における新しい入植形態
    • 総会 16:40~ 17:00
    • 懇親会 17:15 ~ 18:30
    • プログラムの詳細 [PDF: 196kb]

2008年度の活動

  • 春の巡検(参加者24名)
    • テーマ:滋賀県南部の産業―近江牛・信楽焼・近江日野商人―
    • 趣旨:今回の巡検では、滋賀県南部を訪問し、近江牛や信楽焼などの産業について学びます。近江日野牛の大規模肥育農家、近江日野商人の歴史を伝える日野まちかど感応館、滋賀県陶芸の森などを訪問し、歴史や現在の取り組みなどについて説明・案内をしていただきます。
    • 実施日:2009年3月20日(金・祝日)8:20~18:00
    • 参加費:ひとり4,500円(牧場直営レストランでの近江牛焼肉弁当を含む)、学生割引(大学院生を含む)3,000円
    • 主な訪問地:
      • 岡崎牧場:近江日野牛の肥育
      • 日野まちかど感応館(かんのうかん):近江日野商人の主力商品「万病感応丸」の創始者・正野法眼玄三の薬店
      • レストラン岡崎(昼食):岡崎牧場の直営レストランにて「近江牛焼肉弁当」
      • 滋賀県立陶芸の森:信楽焼と信楽焼産地についての説明、創作研修館見学
      • 信楽焼窯元散策路:案内図配布により自由散策
    • 行程(コース):名古屋駅太閤通り口(8:30)→明道町IC→(名古屋高速・名神高速道路)→ 八日市IC→岡崎牧場(10:30~11:30)→日野感応館(11:40~12:00)→昼食(レストラン岡崎)(12:15~13:00)→(日野水口有料道路・グリーンバイパス)→陶芸の森(13:50~14:50)→窯元散策路(15:00~16:00)→信楽IC→(新名神高速道路・東名阪自動車道)→名古屋西IC→名古屋駅太閤通口(18:00)
    • 案内者:伊藤健司(名城大学)、柿原昇(東海南高校)、大塚俊幸(中部大学)
  • 巡検事前セミナー(参加者8名)
    • 日時:3月16日(月)18:30~20:30
    • 場所:名古屋大学環境総合館6階616(輪講室)
    • 報告者とテーマ
      • 伊藤健司(名城大学):滋賀県の産業と経済
      • 柿原 昇(東海南高校):近江日野商人と近江牛
      • 大塚俊幸(中部大学):信楽焼の歴史と現状
  • 第15回 名古屋地理学会・岐阜地理学会合同シンポジウム(参加者51名)
    • テーマ:東海北陸自動車道の全線開通にともなう地域間交流の変化
    • 期日:2008年12月6日(土)
    • 会場:ルブラ王山2F「千成」
    • 主催:岐阜地理学会、名古屋地理学会(主管)
    • 開会の挨拶:林 上(名古屋地理学会会長・中部大学教授)
    • パネラ-の紹介:溝口晃之(愛知県立津島高等学校)
    • パネラ-と講演題目
      • 矢野寿尚(日本旅行・名古屋教育旅行支店・営業課長):東海北陸自動車道の全線開通にともなう旅行者の流れ
      • 岸本雅行(福井県立敦賀高等学校):北陸からみた東海北陸自動車道の全通-物流の動向を中心に-
      • 内山祐樹(ベネッセコーポレーション・高校事業部):東海北陸自動車道の全線開通にともなう受験生の動向
      • 山口 均(株式会社エスラインヒダ・代表取締役社長):トラック輸送からみた東海北陸自動車道
    • 総合討論:溝口晃之(愛知県立津島高等学校)
    • 閉会の挨拶:伊藤安男(岐阜地理学会会長・花園大学名誉教授)
    • チラシ [PDF: 168kb]
  • 秋のシンポジウム
    • テーマ:地理を取り巻く現状と展望―地理の普及のために―
    • 日時:平成20年10月18日(土)13:30~16:40
    • 場所:名古屋都市センター11階大研修室
    • 主催:名古屋地理学会、後援:愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、財団法人名古屋都市センター
    • 講演者と講演題目
      • 田口芳直(桑名市観光プロデューサー、近畿日本ツーリスト株式会社):社会からみた地理のイメージと役割
      • 今井秀幸(株式会社帝国書院広報室課長代理):出版事業における地理分野の現状と取り組み
      • 吉原正記(愛知県立美和高等学校教諭):高等学校における地理教育の現状と今後の展望~シティズンシップ教育からのアプローチ~
    • パネルディスカッション『地理の普及のために』、コーディネーター:柿原 昇(愛知県立東海南高等学校教諭)、パネリスト:上記講演者3名
    • チラシ [PDF: 208kb]
  • 夏のミニ巡検(参加者16名)
    • テーマ:名古屋市営地下鉄の歩み-交通局日進工場で学ぶ-
    • 趣旨:名古屋市の地下鉄は昨年開業50周年を迎え、営業キロ数は約90㎞に達し、名古屋での交通動脈の1つとして大きな役割を果たしています。日本唯一の地下鉄環状運転は多方面から話題を集めました。そこで、日進市の名古屋市交通局日進工場を訪問して、車両の検査・修理、運行システムなどを見学するとともに、名古屋地下鉄の歴史、および現状と課題など幅広いお話を聞くことになります。また、併設されているレトロでんしゃ館の見学も含みます。この貴重なチャンスは地理教材や研究などに大いに生かせると思います。
    • 実施日:2008年8月18日(月) 13:30~17:00
    • 集合場所:地下鉄鶴舞線「赤池駅」東改札口(先頭車両側)
    • 案内者:安積 紀雄(名古屋産業大学)
  • 研究報告会/総会/評議員会
    • 日時:2008年6月28日(土)9:25-17:00
    • 場所:中部大学名古屋キャンパス(報告会と総会:610講義室、懇親会と評議員会:8C講義室)
    • セッション1 9:30~10:50 座長:伊藤健司
      • 秋月美由起(京都大学大学院エネルギー科学研究科):金属加工業に見る企業相互関係の変容―大垣市における金属加工業を事例として―
      • 安積紀雄(名古屋産業大学) 広島県における営業倉庫の立地
    • セッション2 11:00~12:20 座長:溝口晃之
        市田圭(同朋高等学校):愛知県常滑市の近代産業景観にみられる色彩の継承
      • 鈴木伴季(愛知大学大学院文学研究科):社会科地理教科書における地域の構成・記述について-「東海地方」を事例に-
    • 昼食休憩/評議員会 12:20~13:20
    • セッション3 13:20~14:50 座長:大塚俊幸
      • かぐや姫と富士山研究会(中村勝芳・静岡県立吉原高等学校生徒23 名+杉山和明):「かぐや姫と富士山の関係の今昔」を探る~絵本製作から地域研究まで~
      • 加藤龍明(昭和区案内人クラブ代表):市民が案内する町の魅力
    • セッション4 15:00~16:20 座長:高橋誠
      • 柿原昇(愛知県立東海南高等学校): ユカタン半島と中央高原~メキシコ巡検抄録~
      • 林上(中部大学人文学部歴史地理学科):韓国における行政中心複合都市の建設計画と実施状況
    • 総会 16:30~ 17:00
    • 懇親会 17:10 ~ 18:30
    • プログラムの詳細 [PDF: 248kb]

2007年度の活動

  • 巡検事前セミナー(参加者9名)
    • 2007年5月15日(火)18:00-20:00、名古屋大学環境総合館
    • 伊藤健司(名城大学):各務原市の工業
    • 大塚俊幸(中部大学):岐阜県の工業振興政策とテクノプラザ
    • 林  上(名古屋大学):美濃加茂市の工業化と都市構造
    • 安積紀雄(名古屋産業大学):愛知県小牧市における営業倉庫の立地
  • 春の巡検(その1)(参加者31名)
    • テーマ:岐阜県南部地域における先進的工業の新たな展開
    • 主催:名古屋地理学会、共催:経済地理学会
    • 実施日:2007年5月28日(月)8:30~
    • 集合場所:JR岐阜駅前(旧ばるるプラザ前)
    • 参加費:4,000円(昼食代含む)
    • 主な見学地と見学内容
      • ㈱ゼロスポーツ
      • トークエンジニアリング㈱
      • ㈱ヤマザキマザック美濃加茂製作所
    • 案内者:林 上(名古屋大学)、安積紀雄(名古屋産業大学)、伊藤健司(名城大学)、大塚俊幸(中部大学)
  • 研究報告会/総会(参加者36名)
    • 日時:2007年6月23日(土)9:25~17:00
    • 場所:中部大学名古屋キャンパス6階大ホール
    • プログラム[PDF: 196KB]
    • セッション1 座長:安積紀雄 9:30~10:50
      • 石川孔明(名古屋大学大学院生):東部丘陵線の事業評価と経営改善案
      • 湯川尚之(名古屋大学大学院生):郊外大型店舗の立地が周辺住民に与える外部効果に関する地理学的分析―イオン浜松市野ショッピングセンターを事例として―
    • セッション2 座長:大塚俊幸 11:00~12:20
      • 前田洋介(名古屋大学大学院生):NPOの分布の特徴とその要因について
      • 稲垣 稜(奈良大学):大都市圏における若年者の就業構造
    • 特別講演 13:00~13:40
      • 林 上(名古屋大学)・大塚俊幸(中部大学)・原 眞一(名城大学非常勤講師):名古屋地理学会の近年の歩み
    • セッション3 座長:溝口晃之 14:40~15:00
      • 末田智樹(中部大学):大正初期における松坂屋の名古屋・東京2店舗体制の確立―社長伊藤祐民と専務鬼頭幸七の百貨店化活動―
      • 林 哲志(愛知県立福江高等学校):渥美半島伊良湖村における近代前期の集落景観―集落移転時に作成された『調書綴』からの想定―
    • セッション4 座長:柿原 昇、伊藤健司 15:10~16:30
      • 高橋 誠(名古屋大学):バンダアチェにおけるインド洋大津波の被害の特徴と復興の課題
      • 渡部展也(中部大学):WebGISを用いた東海地域の空間情報基盤の構築とその活用に関する考察―地域の変遷と領域に焦点をおいて―
    • 総 会 16:30~17:00
    • 懇親会 17:30~
  • 夏のミニ巡検(参加者13名)
    • テーマ:津島の伝統産業と町おこし
    • 実施日:2007年8月24日(金)13:30~16:30
    • 集合場所:名古屋鉄道(津島線・尾西線)「津島駅」改札口
    • コース:津島駅(集合)→天王通(中心商店街の衰退と伝統的建造物の保存。天王通は津島の中心商店街)→津島神社(鳥居前の街並み。津島は中世都市、津島神社の鳥居前町であるとともに佐屋川の湊町)→あかだ屋清七(製造の工程の見学と説明、下欄参照)→観光センター(まちおこしについて、NPO法人の方から説明)→細い裏路地(中世に起源のある寺院が多いところ)→津島駅(解散)
    • あかだ屋清七1840(天保11)年に創業。昔ながらの方法で「くつわ」というお菓子を作っている。「くつわ」の製造方法は、白米と餅米の粉を熱湯でこねて蒸す→砂糖・黒ゴマを混ぜて団子をつきあげる→団子を手で延ばしながら輪にする→菜種油で揚げる。輪は「茅の輪くぐり」という津島神社の神事に由来する茅の輪を形どっている。名称は馬の「くつわ」に似ていることに由来する。
    • 説明者:伊藤哲朗氏(株式会社・綿新商店取締役社長、津島ロータリークラブ、NPO法人まちづくり津島理事長)、岡田貞雄氏(あかだ屋清七代表者、ライオンズクラブ国際協会、334-A地区3R2Z、津島ライオンズクラブ)、溝口晃之(愛知県立津島高校教諭、名古屋地理学会常任委員)
  • シンポジウム
    • テーマ:コンパクトシティと駅周辺地区のまちづくり
    • 日時:2007年10月27日(土)13:00~16:00
    • 場所:ホテルプラザ勝川 2階「さくら」
    • 主催:名古屋地理学会、後援:勝川駅前通商店街振興組合
    • 趣旨:人口減少をともなう少子高齢化や環境問題への対応が迫られる中、持続可能な都市のあり方として「コンパクトシティ」とういう考え方に関心が集まっています。大都市圏の郊外地域では、中心都市との連絡結節点でもある鉄道駅とその周辺のポテンシャルが増しています。名古屋大都市圏の郊外地域においても駅周辺でマンション建設が相次いでおり、駅を中心とする市街地再編が目につくようになっています。こうした動きを受けて、今回は先進的な再開発事業によって駅周辺地区を整備し都市景観を一変させたJR中央本線・勝川駅前をシンポジウムの会場として開催します。学識経験者ならびに勝川駅周辺のまちづくりに長年、携わってこられた行政担当者・地元商業者をパネラーとして迎え、コンパクトシティと駅周辺地区のまちづくりについて幅広く意見を交換します。
    • 10:30 JR勝川駅周辺地区の現地見学会(11:30まで)
    • 13:00 主催者挨拶:名古屋地理学会会長 林 上(名古屋大学大学院環境学研究科教授)
    • 13:05 講演者と講演題目
      • 林 恵司(春日井市勝川地区総合整備室管理指導課主幹)『勝川駅周辺地区の整備動向と課題』
      • 水野 隆(勝川駅前通商店街振興組合専務理事)『勝川駅前通商店街の取り組みと今後の方向』
      • 海道清信(名城大学都市情報学部教授)『駅周辺まちづくりとコンパクトシティ』
    • 14:45 パネル・ディスカッション『コンパクトシティと駅周辺地区のまちづくり』 (コーディネータ:大塚俊幸(中部大学人文学部准教授)+パネリスト:上記講演者3名)
    • 詳細はシンポジウムのチラシ[PDF: 320KB]
  • 岐阜地理学会との合同シンポジウム
    • 平成の大合併と地域(続)
    • 日時:平成19年12月8日(土)13:00~16:20
    • 場所:岐阜県図書館2F研修室
    • 主催:岐阜地理学会、名古屋地理学会
    • 13:10~14:00 岐阜県白川村村長 谷口 尚:「平成大合併と白川村の立場」
    • 14:10~15:10 パネラー講演
      • 新谷一男(岐阜地理学会理事):「平成大合併にみる飛騨地方の問題点」
      • 伊藤安男(花園大学名誉教授):「平成大合併のもたらしたもの」
      • 落合俊介(愛知県県民生活部統計課主幹):「市町村合併による地域格差の是正」
      • 八木忠男(愛知県愛西市市長):「新設合併からの新しいまちづくり」
    • 15:10~16:10 総合討論
    • 16:10~16:20 コーディネーターの総括 今井春昭(中部学院大学、岐阜地理学会副会長)
    • 懇親パーティー(会場:図書館内レストラン「杏」) 16:30~18:00
  • 巡検事前セミナー(参加者13名)
    • 日時:2008年3月7日(金)18:30~20:00
    • 場所:名古屋大学環境総合館6階616号室(輪講室)
    • 報告者とテーマ:林哲志(渥美半島の概要)、林 上(東三河の工業)
  • 春の巡検(参加者23名)
      テーマ:常春の渥美半島の縄文から現在へ-新・田原市の文化と産業-
    • 趣旨:平成15年8月20日に田原・赤羽根・渥美による3町が合併し、渥美半島をひとつの行政区域とする新・田原市が誕生しました。この地域は農業・水産業・製造業が盛んであり、その生産額は常に全国トップクラスにあります。今回の巡検は、これらを支えてきた地域の特性と人々の努力に焦点を絞り、縄文から近世、戦中・戦後、そして現在までの駆け足で巡りたいと思います。春真っ盛りの3月、あちらこちらで菜の花の畑を見ることができます。
    • 実施日時:2008年3月20日(木、春分の日)、8:30集合、18:30解散
    • 集合・解散場所:名古屋市営地下鉄東山線・本郷駅、東改札口前(出入口2)
    • 案内者:林 哲志(愛知県立福江高等学校)
    • 参加費:ひとり3,000円(当日払い、昼食代を含まない)
    • 見学地と想定時刻:8:30 名古屋市営地下鉄東山線・本郷駅→9:20 東名高速道路・音羽蒲郡IC→10:20~11:00 シェルマよしご(吉胡貝塚史跡公園、田原市吉胡町矢崎):資料館と屋外展示施設の説明と見学(学芸員・増山禎之氏、田原市教育委員会)→11:10~11:50 田原市博物館(田原市田原町巴江):企画展「空中写真からみる渥美半島の原風景」、渡辺崋山の常設展など(学芸員・天野敏規氏、田原市博物館)→12:20 豊川用水東部幹線水路(車窓見学、田原市伊川津町椛)→13:00~14:00 恋路ヶ浜(昼食休憩、伊良湖岬灯台、伊勢湾海上交通センターなど自由見学、各自による昼食)→14:10~15:40 伊良湖地区の農業→生産現場(3農家)の見学(伊良湖自治会長・尾澤美也氏ほか):輪菊(スプレー菊、電照菊)、温室蔬菜(ミニトマト)、露地野菜(キャベツ)→15:50 旧陸軍伊良湖試験場跡(車窓見学)→17:30 東名高速道路・音羽蒲郡IC→18:20 名古屋市営地下鉄東山線・本郷駅

2006年度の活動

  • 特別集会
    • 人文地理学会特別例会(主催:人文地理学会、共催:名古屋地理学会)
    • 研究発表:6月10日(土)14:00~17:30、中部大学春日井キャンパス
      • 西村雄一郎(愛知工業大学地域防災研究センター):トヨタ企業社会と従業員家族の生活時空間の変化─90年代から現在まで─
      • 季 増民(椙山女学園大学文化情報学部):工業団地の造成と都市化─長江デルタを中心として─
      • 渋谷鎮明(中部大学国際関係学部):沖縄の包護林・韓国の裨補林─東アジアにおける風水と植樹─
      • 生田真人(立命館大学文学部):東アジアの再編と日本の大都市地域
    • エクスカーション:6月11日(日)、テーマ:名古屋市東部の都市化とまちづくり
  • 研究報告会(参加者:41名)
    • 日時:2006年6月24日(土)10:00~17:00 (li>場所:愛知大学車道校舎K1001教室
    • プログラム(PDF: 17KB)
      • 工藤邦史(名古屋大学環境学研究科)・雨宮悠希・服部亜由未・林奈津子(以上、名古屋大学文学部)・溝口常俊(名古屋大学環境学研究科):「語り」による地域史復原-因島での聞き取りから-
      • 柿原昇(東海南高校):マレーシアの民族・歴史・産業~マレー半島南部を訪ねて~
      • 伊藤健司・井内尚樹(名城大学経済学部):地方都市の再生可能性に関する一考察
      • 杉浦真一郎(名城大学都市情報学部):介護保険の広域運営に関する全国的動向と問題点
      • 日野正輝(東北大学):地方中枢都市における支店集積の縮小に現れた機能変化と今後の方向性
  • 夏のミニ巡検
    • テーマ:東部丘陵線(リニモ)の心臓部を見る
    • 実施日:2006年8月23日(火)、13時30分
    • 集合場所:リニモ藤が丘駅券売機前
    • 見学地:愛知高速交通㈱本社と関連施設
    • 趣旨:藤が丘駅からリニモに乗り陶磁資料館南駅(リニモ本社前)まで移動し、本社にて、わが国発のリニアモーターカーの運行システムを見学し、説明を受けます。
  • シンポジウム(参加者36名)
    • テーマ:元気な名古屋・愛知の秘密を探る
    • 趣旨:名古屋や愛知が元気だと言われて久しい。その元気の原動力は何か、また、この活力を持続性あるものとするための課題は何か、産学官それぞれの立場から元気な名古屋・愛知の秘密を探る。
    • 日時:2006年10月14日(土)13:00~16:40
    • 場所:名古屋都市センター 11階大研修室
    • 主催:名古屋地理学会、後援:名古屋都市センター
    • プログラム(PDFファイル:270kb)
      • 主催者挨拶 名古屋地理学会会長 林 上(名古屋大学大学院教授)
      • 講演『愛知のものづくりを支える「合体型」工業集積-尾張と三河の連携・補完-』渋井康弘(名城大学経済学部助教授)
      • 講演『中部のものづくりと外国企業との共生』高橋俊樹(ジェトロ名古屋貿易情報センター前所長)
      • 講演『デンソーのものづくりを支えるひとづくり』萩野幸一(㈱デンソー技研センター取締役社長・デンソー工業技術短期大学校校長)
      • 講演『ものづくり中部を支える名古屋港』中山武彦(名古屋港利用促進協議会事務局次長)
      • パネル・ディスカッション 『元気な名古屋・愛知の秘密を探る』(コーディネータ 安積紀雄(名古屋産業大学教授)、パネリスト 上記講演者4名
  • 岐阜地理学会・名古屋地理学会合同シンポジウム
    • 実施日:2006年12月9日(土)
    • 午前の部(10:00~12:00):「揚輝荘」をはじめ、覚王山の界隈のミニ巡検
    • 午後の部(13:00~17:00):景観のむかしといま-地理学からのアプローチ
      • 開会の挨拶 林 上(名古屋地理学会会長・名古屋大学)
      • 趣旨説明・パネリスト紹介 溝口晃之(愛知県立津島高等学校)
      • 講演1 山村亜希(愛知県立大学文学部)「中世都市の景観復元」
      • 講演2 有薗正一郎(愛知大学文学部)「里の景観、今昔」
      • 講演3 嶋田善昭(大同工業大学工学部)「都市サイドからみた景観整備」
      • 講演4 新谷一男(元・岐阜県立高山高等学校)「景観の観光地化にともなう変容」
      • 総合討論
      • 閉会の挨拶 伊藤安男(岐阜地理学会会長・花園大学名誉教授)
      • 総合司会 高木厳(大学非常勤講師)
  • 特別集会
    • テーマ:GISセミナー「GISで空間分析」
    • 日時:2007年1月13日(土) 13:00~15:00
    • 場所:名古屋大学環境総合館1F レクチャーホール
    • 主催:名古屋大学地理学教室、GIS学会中部地方事務局、名古屋大学環境学研究科社会環境学専攻、魅力ある大学院教育イニシアティブ関連事業、後援:名古屋地理学会
    • プログラム
      • セミナーのねらい 奥貫圭一(名古屋大学地理学教室、地理情報システム学会中部地方事務局)
      • 講演1 村山祐司(筑波大学、地理情報システム学会会長、日本地理学会理事)
      • 講演2 岡部篤行(東京大学、東京大学空間情報科学研究センター前センター長、地理情報システム学会元会長)

2005年度の活動

  • 研究報告会(参加者36名)
    • 日時:2005年6月25日(土)10~17時
    • 場所:愛知大学車道校舎10階1001教室
    • プログラム(PDF: 38KB)
      • 溝口常俊,高橋誠(以上,名古屋大学大学院環境学研究科),伊藤絵美,工藤邦史,杉村政徳(以上,名古屋大学文学部学生):忘れられた日本の景観「島畑」-地域環境史の視点
      • 林上(名古屋大学大学院環境学研究科):企業サービス業と知識サービス・地域ブランドの地理学
      • 大城純男(名古屋市役所):日本の大都市圏における人口成長と集積の経済
      • 森下佳之(名古屋大学大学院環境学研究科院生):岐阜県多治見市の中心商店街における空き店舗再利用の阻害要因と参入過程
      • 神頭広好(愛知大学経営学部):わが国大都市における集積・非集積の経済に関する空間的考察
  • 夏のミニ巡検(参加者19名)
    • テーマ:王子製紙の環境対策
    • 日時:平成17年8月22日(月)13:00~16:00
    • 見学地:王子製紙株式会社春日井工場
  • シンポジウム(参加者48名)
    • テーマ:中部国際空港と航空貨物
    • 日時:2005年10月8日(土)13:30~17:40
    • 場所:名古屋都市センター
    • プログラム(PDF: 55KB)
      • 講演1:二村真理子(愛知大学経営学部助教授):『わが国の航空貨物の現状と課題』
      • 講演2:岩迫和芳(郵船航空サービス㈱ 中日本営業本部長):『中部国際空港を活用する物流戦略』
      • 講演3:『トヨタの物流としてセントレアへ期待すること ―補給部品の事例―』
        1)田矢庄吾(トヨタ自動車㈱ 物流企画部企画総括室主担当員):自動車における物流の発生
        2)窪田和男(トヨタ自動車㈱ サービスパーツ物流部JIT物流推進室室長):補給部品の物流活動とセントレアへの期待
      • パネル・ディスカッション 『中部国際空港と航空貨物』:コーディネータ 安積紀雄(名古屋産業大学教授)
    • 主催:名古屋地理学会、後援:中部国際空港利用促進協議会、財団法人名古屋都市センター
  • 岐阜地理学会・名古屋地理学会合同シンポジウム
    • テーマ:地理学再生
    • 日時:2005年12月10日(土)13:30~16:30
    • 場所:岐阜県図書館
    • プログラム
      • コーディネーター:安田 守(華陽フロンティア高等学校)
      • 基調講演:今井春昭(中部学院大学特任教授):「地理学」存亡論の源流
      • 飯嶋隆之(中日本建設コンサルタント技術部):コンサルタント業務と地理学の接点
      • 伊藤安男(花園大学名誉教授):地理学再生への道
      • 河村謙二(岐山高等学校):地理教育の現状と課題
      • 三井秀人(カタール液化ガス日本連絡事務所):栄から見たLNGの世界
  • 巡検事前セミナー(参加者15名)
    • 日時:2006年3月14日(火)18:00~19:30
    • 場所:名古屋大学環境総合館
    • 講演者と題目
      • 林 上(名古屋大学)「鉛筆の生産と流通」
      • 溝口晃之(津島高校)「棚田の現状と保存」
      • 伊藤健司(名城大学)「三河材の生産と流通」
  • 春の巡検(参加者:25名)
    • テーマ:新城市の自然と産業-棚田・鉛筆・木材
    • 実施日:2006年3月24日(金)
    • 集合場所:名古屋市営地下鉄東山線「本郷」駅(2番出入口)、集合時刻:8:20集合
    • 参加費:一般4,500円 学生・生徒2,500円(ともに昼食代を含む)
    • 主な見学地と内容
      • トンボ鉛筆株式会社新城工場(同社唯一の国内生産拠点、鉛筆・シャ-プ芯・ボ-ルペンなどの製造に関する説明と見学)
      • 棚田(四谷千枚田)(石積みの千枚田の中(下り坂)を、説明を聞きながら散策)
      • HOLZ三河(三河材流通加工センタ-)(三河材の流通(市場)と加工に関する説明と製材施設などの見学)
    • 案内者:溝口晃之(津島高校)、林 上(名古屋大学)、伊藤健司(名城大学)

2004年度の活動

  • 研究報告会(参加者55名)
    • 実施日:2004年6月19日(土)
    • 場所:名古屋大学情報学研究科講義室1
    • 報告者と題目
      • 静岡県立森高等学校・森のおばあちゃん研究会(中村勝芳ほか生徒23名):「田舎」で暮らす単身高齢者の男女差-どうして、おばあちゃんばかりなのか
      • 安積紀雄(名古屋産業大学):神戸港における営業倉庫の立地
      • 柏木良明(朝日大学):窪地の気候と植生
  • 夏のミニ巡検(参加者20名)
    • 大都市の心臓を見聞す-知多火力発電所見学
    • 実施日:2004年8月27日(金)
    • 案内者:安積紀雄(名古屋産業大学)
    • 見学地:中部電力株式会社知多火力発電所・知多電力館
  • シンポジウム(参加者49名)
    • テーマ:歴史都市・名古屋のまちづくり
    • 日時:2004年10月23日(土)13:30~17:00
    • 場所:名古屋都市センター
    • 主催:名古屋地理学会、後援:愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、財団法人名古屋都市センター
    • 講演者と題目
      • 根本憲生(新川町会議員):美濃路からみた尾張
      • 末吉順治(NPOクリ-ン堀川代表):名古屋経済をささえた大動脈「堀川」
      • 高木傭太郎(東邦学園大学非常勤講師):尾張藩社会と名古屋城下
    • 総合司会:溝口晃之(愛知県立津島高等学校教諭)
  • 共催ワークショップ
    • テーマ:ハザードマップから地震や水害への備え方を学ぼう!
    • 日時:2004年11月14日(日)9:50~16:30
    • 場所:名古屋大学環境総合館
    • 主催:名古屋大学大学院環境学研究科・名古屋大学災害対策室、共催:日本地理学会・日本地震学会・建築学会東海支部・土木学会中部支部・地盤工学会中部支部・名古屋地理学会ほか
  • 岐阜地理学会との合同シンポジウム(参加者30名)
    • テーマ:環境問題の現場-循環型社会の構築を求めて-
    • 日時:2004年12月11日(土)13:30~17:00
    • 場所:名古屋大学環境総合館
    • コ-ディネ-タ-:伊藤達也(金城学院大学教授)、シンポジウム組織委員:安積紀雄(名古屋産業大学教授),高木 巌(名古屋地理学会常任委員)
    • 講演者と題目
      • 山本佳世子(名古屋産業大学助教授):日本の大都市圏における都市密度指標としての緑地分布に関する研究
      • 西野達夫(岐阜県立華陽フロンティア高等学校教諭):飛騨川・武儀川上流域における両生類の生息に及ぼす森林環境要因の影響
      • 柴田伸幸(名古屋市環境科学研究所所長):名古屋市の公害の現況と課題-知っておきたいダイオキシン類のこと-
      • 田中 寿(岐阜市環境事業部産業廃棄物特別対策審議監):岐阜市北部における産業廃棄物不法投棄事案の現況と対応
  • 巡検事前セミナー(参加者14名)
    • 日時:2005年3月11日(金)18:30~20:00
    • 場所:名古屋大学環境総合館6階616
    • 講演者と題目
      • 伊藤健司(名城大学):関の刃物
      • 大塚俊幸(名古屋産業大学):美濃の和紙
      • 吉田章光(グリーンシティケーブルテレビ):美濃のうだつの町並み
  • 巡検(参加者26名)
    • テーマ:中濃地域の地場産業とうだつの町並み
    • 実施日:2005年3月22日(火)
    • 案内者:伊藤健司(名城大学)、大塚俊幸(名古屋産業大学)、吉田章光(グリーンシティケーブルテレビ株式会社)
    • 主な見学地と内容
      • MOLZA株式会社武芸工場(機械漉き和紙の製造・販売に関する説明と工場見学)
      • 美濃のうだつの町並み(うだつのあがる町並みの自由散策(各自で昼食))
      • フェザー安全剃刀株式会社関工場(安全剃刀の製造・販売に関する説明と工場見学)
      • 関連合刃物協同組合工場アパート(関の刃物産業の概要説明と工場アパート内企業見学)
      • テクノプラザおよび企業団地(テクノプラザの概要説明と企業団地の車窓見学)

2003年度の活動

  • 研究報告会(参加者24名)
    • 実施日:2003年7月5日(土)
    • 場所:名古屋大学文学部127講義室
    • 報告者と題目
      • 伊藤 薫(岐阜聖徳学園大学):日本の国内長距離人口移動の決定因について
      • 山野明男(愛知学院大学):大学の教養教育における地理学
  • 夏のミニ巡検(参加者20名)
    • テーマ:名古屋の台所を見よう!
    • 実施日:2003年8月25日(月)
    • 案内者:安積紀雄(名古屋産業大学)
    • 見学地:名古屋市中央卸売市場本場、株式会社ニチレイ中部低温物流支社
  • 特別集会
    • テーマ:人文地理学者による東アジア地域研究
    • 主催:人文地理学会アジア地域研究部会、共催:名古屋地理学会
    • 日時:2003年10月4日(土)14:00~17:00
    • 場所:中部大学名古屋キャンパス
    • 報告者と題目
      • 阿部康久(名古屋大):近代日本の植民地における中国人労働者政策の地域的多様性とその背景-内地と樺太、台湾、朝鮮の比較研究-
      • 轟博志(ソウル大・院):韓国旧街道の歴史地理
      • 樋口節夫(大阪国際大学名誉教授):「朝鮮研究」の先達者と業績-解放前と解放後-
  • シンポジウム(参加者:会員25名、非会員29名)
    • テーマ:名古屋大都市圏の構造変化と交通網整備
    • 実施日:2003年11月1日(土)
    • 場所:名古屋都市センター(11階大研修室)
    • コーディネーター・コメンテーター:林 上(名古屋大学)
    • 総合司会:吉田章光(グリーンシティケーブルテレビ株式会社)
    • 講演者と題目
      • 佐藤 健(名古屋鉄道株式会社):上飯田連絡線開業とその影響
      • 小林壯行(愛知高速交通株式会社):リニモ開業!(日本初磁気浮上式リニアのインパクト)
      • 三浦修一(名古屋臨海高速鉄道株式会社):都心と名古屋港を結ぶ西名古屋港線-平成16年10月開業を目指す-
      • 伊藤健司(名城大学):大都市圏の構造変化と鉄道交通
  • 岐阜地理学会との合同シンポジウム
    • テーマ:平成の市町村合併と地域問題
    • 実施日:2003年12月6日(土)
    • 場所:大垣市スイトピアセンター(文化会館3階 第4会議室)
    • コーディネーター:伊藤安男(花園大学名誉教授)
    • 講演者と題目
      • 林 上(名古屋大学大学院環境学研究科)「基調講演:市町村合併による地域再編とその課題」
      • 木村 稔(岐阜県立加納高等学校)「地域教材と市町村合併」
      • 大塚俊幸(名古屋産業大学環境情報ビジネス学部)「市町村合併とまちづくり」
      • 西村 貢(岐阜大学地域科学部)「市町村合併と今後の地方自治」
      • 平松直巳(愛知県尾張事務所行政企画課)「市町村合併の背景と現状」
  • 巡検事前セミナー(参加者16名)
    • 日時:2004年3月15日(月)18:30~20:00
    • 場所:名古屋大学環境総合館616(輪講室)
    • 報告者と題目
      • 林 上(名古屋大学):日本車両と日本の車両産業
      • 高木 巌(学会常任委員):日本の外車輸入をめぐる問題
      • 中村 豊(名古屋経済大短大):海浜型リゾート開発の問題点
  • 巡検(参加者32名)
    • テーマ:東三河沿岸地域の車両産業と海浜リゾート
    • 実施日:2004年3月22日(月)
    • 案内者と説明項目:林 上(名古屋大学):巡検の主旨と見どころ、中村 豊(名古屋経済大短大):ラグーナ蒲郡の現状、安積紀雄(名古屋産業大学):三河港の概要、高木 巌(学会常任委員):外国車と国産車をめぐって、白井正文(愛知県立時習館高校):豊川稲荷と豊川市
    • 主な見学地と内容:日本車両豊川製作所(列車車両等の製造に関する説明と工場見学)、ラグーナ蒲郡(総合レジャー施設の経営等に関する説明と園内見学)、フォルクスワーゲングループジャパン(外国車の輸入等に関する説明と施設見学)

2002年度の活動

  • 第1回研究報告会
    • テーマ:日本の韓国、韓国の日本
    • 実施日:2002年6月29日(土)
    • 場所:名古屋市教育センター分館(教育館)第一研修室
    • プログラム
      • 山元貴継(名古屋大学・院):日本にいちばん近い街-韓国・釜山の都市誌
      • 尹大辰(名古屋韓国学校):名古屋におけるコリアン
      • 司会・趣旨説明:澁谷鎮明(中部大学国際関係学部)
      • ミニ巡検:名古屋市東新町周辺:名古屋の「コリアタウン」
        名古屋栄の南東部の中区東新町一帯(栄4・5丁目、新栄1丁目)には、韓国食材店、韓国料理店、韓国クラブ・スナックなどが比較的集中して立地しており、東京の新大久保などとおなじような、新しいコリアタウンが形成されています。当日はこの地域の簡単な巡検を行います。
  • 特別集会-地理学ウイーク2002東海
    • 実施日:2002年7月20日(土)
    • 場所:(財)名古屋都市センター
    • 主催:人文地理学会、共催:名古屋地理学会等
    • プログラム
      • 講演 藤田佳久(愛知大):中国大陸と東南アジアを探検した日本人学生達の記録とそこに描かれた世界を追う
      • 高橋 誠(名古屋大):私たちは何を食べるべきか-食料の地理を通して地域と環境を考える
      • 寺本 潔(愛知教育大):地理学を学べば風景がわかる
      • 鈴木康弘(愛知県立大):活断層と地理学
      • 富樫幸一(岐阜大):地理とまちづくり
      • 安食和宏(三重大):東南アジアの自然と生活-マングローブ林に暮らす人々ー
      • 相談会・展示:東海地区の入試・地理学関係の教室・講座・オープンキャンパスなど情報紹介
  • 第2回研究報告会
    • 実施日:2002年11月14日(土)
    • 場所:(財)名古屋都市センター
    • 報告者と題目
      • 富田啓介(名古屋大学・学生):知多半島中部におけるため池の分布とその自然環境-ため池をめぐる人と自然の関わり
      • 溝口晃之(愛知県立津島高校):カルスト地形の水の流出-鈴鹿山脈北東部を事例として
  • GIS学会との連携シンポジウム
    • テーマ:初等・中等教育における地理情報システム(GIS)の可能性
    • 実施日:2002年12月26日(日)
    • 場所:(財)名古屋都市センター
    • 主催:地理情報システム学会、共催:名古屋地理学会等
    • プログラム
      • 学校教育におけるGIS導入事例の紹介
      • GIS教育サポートの動き
      • 招待講演 海外の事例紹介
      • 討論と質疑
  • 岐阜地理学会との合同シンポジウム
    • テーマ:新教育課程における地理教育の動向と創造
    • 実施日:2003年1月26日(日)
    • 場所:愛知県中小企業センター
    • オーガナイザー:原眞一(愛知県立春日井高校)、司会:高木巌(愛知県立千種高校)
    • 講演者と題目
      • 酒井喜八郎(名古屋市立長良中学校):中学校新社会科地理の課題と展望-概念と社会認識深化の分析から
      • 吉田與一郎(岐阜県立大垣西高校):新学習指導要領と教科書の新しい動向-地理A・地理Bの教科書を通して
      • 安元彦心(岐阜・鶯谷中高校):ワークショップ=メソッドによる地理的技能の修得-柳ヶ瀬タウンウォッチングを通して
      • 白井正文(愛知県立時習館高校):地誌再考-スケールによる地域の比較を通して
  • 巡検(参加者38名)
    • テーマ:伊賀・伊勢地域の歴史的景観と自然エネルギー(風力発電)
    • 実施日:2003年4月20日
    • 案内者:山田正浩(愛知県大),中村 豊(名古屋経済大短大),脇阪義和(東海高),原 眞一(春日井高)
    • 主な見学地:旧東海道・関宿、伊賀の里・モクモク手づくりファーム(農業公園)、上野城、久居榊原風力発電所(青山高原)、津一身田・寺内町

2001年度の活動

  • GIS学会との連携シンポジウム(参加者70名)
    • テーマ:GIS教育を考える
    • 実施日:2001年6月23日(土)
    • 場所:名古屋大学文学部第1講義室
    • プログラム
      • 谷 謙二(埼玉大学教育学部):学校教育用GISソフトの開発と教育実践
      • 大西宏治(名古屋大学大学院環境学研究科):総合的な学習の時間とGIS
      • 奥貫圭一(名古屋大学大学院環境学研究科):教育GIS活用に関わる課題と内外の動き
      • GIS体験会
      • ディスカッション:司会 岡本耕平(名古屋大学大学院環境学研究科)
  • シンポジウム(参加者60名)
    • テーマ:総合的学習とまちづくり2001
    • 実施日:2001年11月23日(土)
    • プログラム
      • 総合司会 佐藤俊樹 名古屋大学教育学部附属高等学校
      • 加藤俊樹(名古屋市立新郊中学校):人に優しい環境を志向する生徒の育成
      • 近藤 朗(愛知県建設部河川課):川を子どもたちに引き継ぐこと~川に学ぶ社会をめざして
      • 堀田 守(猪高緑地自然公園愛護会):都市の中の里山保全と総合学習
      • 寺本 潔(愛知教育大学):まちづくり総合学習を通したパートナーシップの創造
      • 意見交換会:司会 大西宏治(名古屋大学大学院環境学研究科)
  • 岐阜地理学会との合同シンポジウム
    • テーマ:愛岐地域における観光資源のあり方とその問題点
    • 実施日:2001年12月8日
    • 場所:TAKUMI Museum
    • 講演者と題目
      • 渋谷直正(名古屋大学大学院):わかりにくさを魅力に変える街づくり-名古屋名駅地下街を事例として
      • 辻 醇((株)伊良湖リゾート):名鉄圏における観光資源と観光開発
      • 新谷一男(岐阜地理学会理事):東海北陸道の延長開通に伴う飛騨の観光客の動向
      • 河田敏春(岐阜市観光コンベンション課課長、岐阜城館長):岐阜市の観光とまちづくり
  • 巡検
    • テーマ:知多半島にみる愛知の未来
    • 実施日:2002年4月21日
    • 案内者:大西宏治(名古屋大)、澁谷鎮明(中部大)、中村 豊(市邨学園短大)、原 眞一(春日井高)
    • 見学地:知多市歴史民俗資料館、名古屋港南第五区(産業廃棄物処分場候補地)・新舞子マリンパーク、中部国際空港建設現場、常滑陶磁器センター・焼物散歩道、寿司料亭 魚福、国盛り「酒の文化館」・街並み景観、新美南吉記念館、内海のリゾート・旧回船問屋、豊浜漁港・魚広場

2000年度の活動

  • 研究報告会(参加者32名)
    • 実施日:2000年6月26日(土)
    • 場所:名古屋大学文学部 第7講義室
    • 報告者と題目
      • 米家泰作(愛知県立大学):近世の地方(ぢがた)行政における村落類型観の成立
      • 溝口常俊(名古屋大学):隠岐の地誌『増補隠州記』(1688)の分析
  • 名古屋都市センターとの共催シンポジウム(参加者68名)
    • テーマ:総合的学習とまちづくり
    • 実施日:2000年9月9日(土)
    • 場所:名古屋都市センター大研修室
    • 講演者と題目
      • 佐藤俊樹(名古屋大学教育学部附属中・高等学校):地理の学習にも生かされる“総合人間科”
      • 瀧田健司(名古屋市立大曽根中学校):町を愛する気持ちを高める総合的学習の指導
      • 柴田幸夫(西尾市立小学校):町に親しみ,町と高め合う子どもの育成-総合的学習「町学習」と地域連携
      • 鳥山欽示(西尾市中心市街地活性化事業委員長・はと屋九代目当主):見て触れて感じると行動が変わる
  • 岐阜地理学会との合同シンポジウム(参加者40名)
    • テーマ:愛岐地域の商業空間再編成
    • 実施日:2001年1月27日(土)
    • 場所:KKR名古屋三の丸会館
    • 講演者と題目
      • 小宅一夫(名古屋市市民経済局):名古屋の商店街の新しい取り組み
      • 安元彦心(鶯谷中・高):インナーシティ“柳ケ瀬”の再構築
      • 柳 幸治(大垣郭町商店街振興組合):大垣中心市街地活性化の一例-大垣城はなまる市座
      • 伊藤健司(名城大):中京圏における大型商業施設の展開
  • 巡検(参加者38名)
    • テーマ:湖北の風土-自然環境と長浜のまちづくり-
    • 実施日:2001年4月22日
    • 案内者:大西宏治(名古屋大)、澁谷鎮明(中部大)、原 眞一(春日井高)、山田正浩(愛知県立大)、脇阪義和(東海高)
    • 見学地:醒ケ井養鱒場、長浜城・豊公園、長浜市街地・黒壁スクエア(長浜のまちづくりの見学)、木之本町大音(琴糸生産の資料館見学)、奥琵琶湖パークウェイ

1999年度の活動

  • 第1回研究報告会
    • 実施日:1999年6月26日
    • 場所:名古屋大学文学部 第7講義室
    • 報告者と題目
      • 池口明子(名古屋大学・院):アマ漁業における活動形態と漁場選択-三重県志摩郡志摩町和具の事例
      • 林 上(名古屋大学):カナダ経済の発展と地域構造の形成
  • 第2回研究報告会
    • 実施日:1999年10月23日
    • 場所:名古屋大学文学部 第7講義室
    • 報告者と題目
      • 土屋 純(名古屋大学・院 学振特別研究員):変わりゆくポーランド-生活・都市景観・地理学界
      • 原 眞一(春日井高校):北欧点写-ラップランドと3つの首都
      • 西沢信正(金城学院大学):サラエボ-ボスニア戦争後の人と風土
  • 巡検(参加者55名) 
    • テーマ:濃尾平野西部の水環境とくらし-干拓・輪中・扇状地・観光-
    • 実施日:2000年4月23日
    • 案内者:伊藤安男(前花園大),渋谷鎮明(中部大),原眞一(春日井高),山野明男(愛知学院短大),脇阪義和(東海高)
    • 見学地:名古屋都市高速道・名港トリトン、鍋田干拓地、船頭平閘門、木曽三川公園(自由見学)、海津町歴史資料館、和風レストラン海津(昼食)、羽根谷砂防公園、ハリヨ池、小倉谷扇状地・天井川、養老公園

1998年度の活動

  • 第1回研究報告会(参加者28名)
    • 実施日:1998年6月13日
    • 場所:名古屋大学人間情報学研究科
    • 報告者と題目
      • 久世晋一郎(名古屋大学・院):町並みづくりによる町おこしの進展とその評価-長浜市における事例
      • 毛利孝一(江南高校):江戸末期の下小田井の市-小川伝七家文書より
  • 第2回研究報告会[海外事情報告会](参加者21名)
    • 実施日:1998年10月24日
    • 場所:愛知県立大学学術文化交流センター
    • 報告者と題目
      • 中村 豊(市邨学園短大):アメリカ自由自在
      • 金 正淑(金城学院大学・院):黒龍江省・星火村における朝鮮族の生活について-予備調査報告から
      • 平井優子(名古屋大学・院):バングラデシュのサイクロン対策
  • 岐阜地理学会との共催シンポジウム(参加者46名)
    • テーマ:濃尾平野における交通の現状と課題
    • 実施日:1999年1月23日
    • 場所:名古屋大学文学部 第7講義室
    • オーガナイザー:溝口常俊、高橋誠、伊藤健司(名古屋大学)
    • コメンテーター:安積紀雄(名古屋女子短期大学)
    • 講演者と題目
      • 岸本雅行(福井県立丹南高等学校):第三セクターによるローカル鉄道の地域的展開
      • 安元彦心(岐阜県鴬谷高等学校):東海道新幹線と地域経済
      • 岡本耕平(名古屋大学):名古屋市に見る大都市交通製政策の課題
  • 巡検(参加者55名) 
    • テーマ:郡上八幡とひるがの高原-岐阜県奥美濃地域の景観・観光・高冷地農業-
    • 実施日:1999年4月25日
    • 案内者:小林浩二・馬淵晃修・西村由紀・山田正浩・松本久司・原真一・藤井富美夫・脇坂義和・伊藤達也・大西宏治・野木大典
    • 見学地:郡上八幡・旧市街地(博覧館・歴史的景観・まちづくり)、やまびこロード、ひるがの高原の高冷地農業(高原野菜・大根主産地・農業公園牧歌の里・酪農農家)、ひるがの湿原植物園(高鷲村湿原植物博物園)、分水嶺公園(長良川・庄川の源流)、白山文化博物館(白鳥町)

1997年度の活動

  • 第1回研究報告会(参加者42名)
    • 実施日:1997年6月7日
    • 場所:名古屋大学文学部 第1講義室
    • 報告者と題目
      • 奥山慶子(名古屋大学・院):都市計画における住民参加と景観計画-日伊比較
      • 山田正浩(愛知県立大学):邑誌-李朝時代(朝鮮時代)の地方誌-の記載内容と構成、その時代的変化について
  • 第2回研究報告会[海外留学体験報告会](参加者29名)
    • 実施日:1996年9月27日
    • 場所:ウィル愛知セミナールーム
    • 報告者と題目
      • 佐藤真江(名古屋大学・院):アメリカ大学の地理教育-UC-Davisに留学して
      • 木村友保(千種高校):英国社会を眺めて
      • カツ・シン(名古屋大学・院):中国における大学教育
  • 岐阜地理学会との共催シンポジウム(参加者49名)
    • テーマ:濃尾平野の歴史的都市とアーバンアメニティーの未来を探る
    • 実施日:1997年12月13日
    • 場所:岐阜県立図書館2階研修室
    • 講演者と題目
      • 西沢信正(金城学院大学):海からの発想
      • 馬淵旻修(岐阜県立郡上高校):長良川が流れる歴史的小都市の生き方
      • 山野明男(愛知学院短期大学):尾張平野における農業と都市居住環境のかかわり
      • 伊藤憲司(岐阜県立大垣東高校):歴史的都市大垣におけるアーバンアメニティー
  • 巡検(参加者43名)
    • テーマ:琵琶湖博物館と草津・近江八幡-琵琶湖周辺の自然・暮らし・景観-
    • 実施日:1998年4月26日
    • 案内者:松田隆典・辰巳勝・亀岡哲也・宮本真二・井関弘太郎・海津正倫・伊藤達也・原真一・藤井富美夫・大西宏治・野木大典
    • 見学地:近江八幡旧市街地町並み保存・まちづくり、滋賀県立琵琶湖博物館、旧東海道・草津宿、草津川の天井川、JR駅前再開発

1996年度の活動

  • 第1回研究報告会(参加者42名)
    • 実施日:1996年5月25日
    • 場所:名古屋大学文学部 第1講義室
    • 報告者と題目
      • 中村秀司(名古屋大学・院):三重県若松地区における漁場利用形態とアナゴ漁特化への過程
      • 森 勇一(愛知県立明和高校):昆虫化石による先史~歴史時代の環境復元
  • 第2回研究報告会[海外研究活動報告会](参加者28名)
    • 実施日:1996年10月26日
    • 場所:名古屋大学文学部第1講義室
    • 報告者と題目
      • 柿原 昇(武豊高校):ベトナム・カンボジアの旅
      • 伊藤健司(名古屋大学・院):クルマを減らす街づくり-スイス・ドイツ・フランス旅行の印象から
      • 溝口常俊(名古屋大学):Oh, California!
  • 岐阜地理学会との共催シンポジウム(参加者49名)
    • テーマ:環境問題の現状と将来-愛岐地域を中心に
    • 実施日:1997年1月25日
    • 場所:KKR三の丸会館・蘭の間
    • 司会:伊藤安男(花園大学)、コーディネーター:林 上(名古屋大学)
    • 講演者と題目
      • 安田 守(岐阜県立図書館):都市の水環境
      • 日比野雅俊(名古屋経済大学):入鹿池の富栄養化と淡水赤潮の発生をめぐって
      • 高橋幸仁(岐阜県立文化財保護センター):環境に視点をおく野外巡検の一試案
      • 原 幸弘(東邦学園短期大学):環境教育の在り方-学習の実践から-
  • 巡検(参加者46名)
    • テーマ:地球形成のダイナミズムと地域環境を見る-愛岐丘陵と美濃加茂盆地を中心に-
    • 実施日:1997年4月27日
    • 案内者:海津正倫・林上・伊藤達也・日比野雅俊・松本久司・高木巖・藤井富美夫・大西宏治
    • 見学地:名鉄田県神社前駅、入鹿池、名城大学可児キャンパス、七宗御殿、日本最古の石博物館、飛水峡(ポットホール観察)、丸山ダム(御嵩町産業廃棄物処分場を遠望)、名鉄田県神社前駅

1995年度以前の巡検

  • 1994年度 東海道メガロポリス浜松の変貌-都市再構築の最前線-
    • 実施日:1995年3月25日
    • 案内者:藤田佳久・林上・原真一・大平明夫・中川秀一
    • 主な見学地:浜名湖国際頭脳センター、アクトシティ(JR浜松駅周辺再開発)、ヤマハ本社工場、三方ヶ原台地・用水、浜松テクノポリス(都田テクノパーク・ミリア)
  • 1993年度 ウオッチング名古屋港-海から陸から-(参加者42名)
    • 実施日:1993年8月20日
    • 案内者:原春樹・西川清・井関弘太郎・安積紀雄・野中健一・大西宏治・原真一
    • 主な見学地:ガーデン埠頭(ポートオブナゴヤ乗船)、南部工業地区、ポートアイランド、中部新空港予定地、伊勢湾シーバース、西4区コンテナターミナル、金城埠頭、ガーデン埠頭(下船)、名古屋コンテナバース、名港海運株式会社倉庫、西部木材港・貯木場
  • 1992年度 西三河平野の地場産業を訪ねて(参加者39名)
    • 実施日:1992年8月21日
    • 案内者:林上・伊藤達也・岡島建・山野明男・原真一・大平明夫
    • 主な見学地:カクキュー(資)八丁味噌、蒲郡オレンジパーク、深溝断層(幸田町)、一色うなぎ漁業協同組合・養鰻場(一色町)、あいや製茶(西尾市)、東洋瓦工業株式会社(高浜市)
  • 1991年度 三重県北勢地域の利水・治水・親水(参加者40名)
    • 実施日:1991年8月20日
    • 主な見学地:桑名時雨蛤工場・貝増商店、旧東海道桑名宿・七里渡の歴史景観復元整備地区、長良川河口堰建設現場、船頭平閘門(福原輪中)、国営木曽三川公園、富士通三重工場(三重県多度町)、下周囲工業団地・株式会社きもと三重工場、片樋マンボ(三重県大安町)、日時計(三重県員弁町)、桑名ネオポリス・大山田ニュータウン
  • 1990年度 土と石の過去・現在・未来-岐阜県東濃地方の自然・産業・文化を訪ねて-(参加者33名)
    • 実施日:1988年8月23日
    • 案内者:林上・原賢仁
    • 主な見学地:岐阜県陶磁資料館・ミニレクチャー、プラズマ・リサーチ・パーク、瑞浪市化石資料館・瑞浪陶磁資料館(東濃西部歴史民俗資料館)、丸昭釜戸鉱業、武並セラミック
  • 1989年度 岐阜県西濃地域の歴史と自然(参加者33名)
    • 実施日:1989年8月30日
    • 主な見学地:関ヶ原石材株式会社本社工場、関ヶ原町歴史民俗資料館、不破関遺構・不破関資料館、関ヶ原のマンボ、関ヶ原鍾乳洞、大垣市役所・水都大垣「水と緑の町づくり」、大垣駅前再開発地区
  • 1988年度 知多半島の変貌-近年の動向(参加者27名)
    • 実施日:1988年8月23日
    • 案内者:林上・吉田章光・原真一・安積紀雄・原幸宏・加藤武夫・伊藤達也
    • 主な見学地:株式会社中埜酢店・博物館「酢の里」、財団法人スポーツ医・科学研究所、株式会社INAX常滑東工場・資料館「窯のある広場」、知多LNG共同基地、つつじが丘団地、東海市立農業センター、愛知用水上野浄水場
  • 1987年度 根尾谷断層見学会(参加者41名)
    • 実施日:1987年8月21日
    • 案内者:岡田篤正・高橋幸仁・安田守・安積紀雄
    • 主な見学地:岐阜大学柳戸キャンパス、根尾谷断層(水鳥地区・中地区・金原地区)、薄墨桜・郷土資料館、住友セメント岐阜鉱山、輪中地帯(牛牧団地・昭和51年豪雨長良川破堤地)

過去の巡検の行き先地図

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