Learning from the Fields

入学を希望する方へ

学部生は、名古屋大学文学部に入学し、2年次から地理学講座に所属することで地理学に所属する教員から指導を受けることができます。入試を頑張ってください。

ここで説明する内容は、主として大学院で私の指導の元で地理学を学ぼうと考えている大学院受験希望者向けに書いています。まず、環境学研究科・社会環境学専攻・地理学講座の入学希望者向けのページに必ず目を通してください。

指導可能な研究領域

私が主指導教員として受け入れ可能な研究領域は、「文化地理学 (文化生態学/政治生態学/社会生態システムからのアプローチ)」、「農林水産業の地理学」、「観光地理学」、「生き物文化研究 (人間と生き物との関係)」、「物質文化研究 (人間とモノとの関係)」、「食文化研究」です。

私が2009年4月に名古屋大学に着任してから、主指導教員として指導した大学院生の研究テーマを参考にしてください。[M:修士、D:博士]

2024/03 (M)
長野県白馬村における景観整備ー住民協定と外部イメージに着目してー
2024/03 (M)
黄土高原における退耕還林政策と生業変化
2024/03 (M)
⾼知県における巻き狩り猟の衰退と存続
2024/03 (M)
インドネシア・バリ島北部小農の「トゥンパンサリ」と宗教の関係
2023/03 (M)
日本の花き産業におけるMPS-ABC認証の意義
2022/03 (M)
横浜市のクモ相撲「ホンチ遊び」にみる⼈間と⾃然との関係
2022/03 (M)
東京都森林組合における森林整備を担う労働力の空間的広がり
2021/03 (D)
現代日本における小規模漁業地域の変容と適応プロセス
2020/03 (D)
ラオス北部における市場経済下での焼畑を基盤とした小農生業
2020/03 (M)
社会的な存在としての外来種ー農業分野におけるジャンボタニシを事例としてー
2020/03 (M)
タイ東北部における魚発酵食品生産に関する研究ー経済成長後の商業生産の台頭を中心にー
2019/09 (D)
ベトナム北西山地部における生業構造変化
2019/03 (D)
沿岸域における小規模漁業管理の多様性
2018/03 (M)
訪日外国人旅行者の移動と広域観光の推進ー昇龍道を事例としてー
2018/03 (M)
生業の組み合わせに着目した漁家漁業の存立構造ー石川県能登島を事例にー
2015/09 (D)
ラオス北部の山地民および低地民の生業変化
2015/03 (M)
ネパール西部農村におけるチベット難民の生計戦略
2014/09 (M)
和歌山県串本町における地先漁業と漁場の共同管理
2013/03 (M)
北海道の草ばん馬大会ー担い手の社会関係と地理的分布に着目してー
2012/03 (M)
ラオス中部農村におけるキュウリ契約栽培

大学院受験希望者

毎年5月に大学院説明会が開催されるので、環境学研究科のホームページにて、説明会の日時を確認してください。大学院入試は年2回(I期:8月/II期:2月)実施され、入学時期も年2回(4月入学か10月入学か)となっています。海外に居住しているなど、説明会に参加できない学生も、希望があれば面談(対面・オンライン)を受け付けますので、受験前には必ず相談してください。

研究生出願希望者(留学生)

現在、海外に居住する学生が、大学院入学を目指すために、研究生として地理学講座に在籍して私の指導を受けることができます。ただし、私は学部で地理学および関連分野を学んでいない学生を研究生として積極的に受け入れていません。これは、私個人の方針で、地理学講座の方針ではありません。学部で日本語を学んだ留学生から、多くのメールをもらいますが、CVだけが添付されているメールには返信しません。研究計画が添付されている場合に限り、対応いたします。

学部を卒業して博士前期課程(修士)への入学を希望する場合は、文学部の学部研究生となります。語学能力の要件を満たしている人のみが出願できます。希望者は、文学部・人文学研究科の「本学への留学」をチェックしてください。

すでに大学院修士課程を修めた学生の場合は、環境学研究科の大学院研究生となります。希望者は、環境学研究科「入試」の大学院研究生についての項目をチェックしてください。環境学研究科・国際室のページでは、入学希望者に関する各種情報を英語で提供しています。