Learning from the Fields

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横山 智

名古屋大学大学院環境学研究科 社会環境学専攻 地理学講座 教授

環境学研究科 研究科長

日本学術会議 第25期/第26期 第一部 地域研究 連携会員

日本学術振興会・学術システム研究センター 専門研究員(プログラム・オフィサー)

名古屋大学教員プロフィール

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北海道岩見沢市に生まれる。高専卒業後、オリンパス光学工業(現在:オリンパス株式会社)に就職し、カメラ等のイメージセンサーの開発に従事。その後、日本鉱業(現在:ENEOSホールディングス)に転職し、化合物半導体(InSb)の赤外線センサーの物性研究や表面弾性波(SAW)フィルターのデバイス設計に従事。1992年退職してJICA青年海外協力隊に参加。ラオスに派遣され、通信・運輸・建設・郵政省の郵便電話通信学校で教員として電子工学を教える。1994年に2年間の任期を終えて帰国。文転を決意し、1995年に埼玉大学教養学部に3年次編入学し、主に国際関係論、文化人類学、地理学(主専攻)を学ぶ。卒業後、地理学者になることを目指して、1997年に筑波大学大学院地球科学研究科に進学。2000年から2年間、国費留学(文部省アジア諸国等派遣留学制度)によりラオス国立大学社会科学部地理学科でラオス農山村の生業構造の調査を実施。帰国して半年後の2003年に熊本大学に職を得たので大学院を中退。2009年に熊本大学から名古屋大学に異動し、現在に至る。

学 歴

2003年6月
博士(理学) 筑波大学
博士論文: "A Geographical Study on the Basis for Existence of Mountainous Villages in Northern Laos" Permalink: hdl.handle.net/2241/6834
2003年3月
筑波大学大学院博士課程(5年制)地球科学研究科地理学・水文学専攻 中退
1999年3月
修士(理学) 筑波大学大学院博士課程(5年制)地球科学研究科地理学・水文学専攻
修士論文: 『森林所有形態からみた台風災害復旧と荒廃地の分析』
1997年3月
学士(教養学) 埼玉大学 教養学部 教養学科 卒業
卒業論文: 『ラオス北部稲作農村の社会・経済構造と住民の開発意識:ウドムサイ県ポンサワン村とドンナー村の事例』

職 歴

常勤職

2012年〜現在
名古屋大学大学院環境学研究科 教授
グローバルマルチキャンパス推進機構 国際環境人材育成センター長 (2023年4月〜現在)
研究科長 (2023年4月〜現在)
副研究科長 (2021年4月〜2023年3月)
社会環境学専攻長 (2018年4月〜2019年3月)
社会環境学副専攻長 (2015年4月〜2016年3月)
研究科長補佐 (2013年4月〜2014年3月)
2009〜2012年
名古屋大学大学院環境学研究科 准教授
2007〜2009年
熊本大学文学部総合人間学科 准教授
2005〜2007年
熊本大学文学部地域科学科 助教授
2003〜2005年
熊本大学文学部地域科学科 専任講師

兼務

2023年〜現在
日本学術振興会・学術システム研究センター・専門研究員(プログラム・オフィサー)
2013〜2014年
京都大学東南アジア研究所 客員教授
2011年
総合地球環境学研究所 客員准教授
2005〜2006年
米国イースト・ウエスト・センター(東西センター)環境研究プログラム 客員研究員

非常勤講師

2022年度
東京外国語大学言語文化学部[講義科目: 東南アジア文化研究 (集中講義)]
2020〜22年度
椙山女学園大学現代マネージメント学部[講義科目: 人文地理学/地誌]
2018年度
大阪大学文学部・文学研究科[講義科目: 文化地理学 (集中講義)]
2016年度
放送大学愛知学習センター[講義科目: 人文地理学]
2015年度
京都大学文学部・文学研究科[講義科目: 東南アジアの自然と文化 (集中講義)]
2014〜18年度
椙山女学園大学現代マネージメント学部[講義科目: 人文地理学/地誌]
2011年度
九州大学大学院比較社会文化学府[講義科目: 東南アジア地域研究 (集中講義)]
2009年度
南山大学[講義科目: 地誌学概論]
2007年度
筑波大学比較文化学類[講義科目: 東南アジア地域研究 (集中講義)]
2007年度
名古屋大学文学部[講義科目: 東南アジア地域研究 (集中講義)]
2005〜06年度
熊本学園大学経済学部[講義科目: 人文地理学]
2003年度
東京外国語大学外国語学部[講義科目: 東南アジア地域研究 (集中講義)]

受 賞 歴

2023年8月19日
日本地理教育学会・第3回出版文化賞(編者・著者の共同受賞)[受賞作:『フィールドから地球を学ぶ: 地理授業のための60のエピソード』2023年, 古今書院]
2016年3月28日
2016年度(平成28年度) 日本地理学会賞 著作発信部門[受賞作:『納豆の起源』2014年, NHK出版]
2015年11月1日
地域研究コンソーシアム賞 研究作品賞[受賞作:『納豆の起源』2014年, NHK出版]
2015年6月20日
2015年度 地理空間学会賞 学術賞[受賞作:『納豆の起源』2014年, NHK出版]
2013年10月31日
平成25年度 日本学術振興会 科研費審査委員表彰
2002年11月16日
第2回 人文地理学会論文賞[受賞作:「農外活動の導入に伴うラオス山村の生業構造変化 ─ウドムサイ県ポンサワン村を事例として─」『人文地理』53巻4号,2001年]
1994年4月23日
ラオス人民民主共和国 友好勲章 (通信・運輸・建設・郵政省大臣)

所 属 学 会

2019年〜現在
日本伝統食品研究会[幹事(編集担当): 2021〜現在]
2017年〜現在
日本人口学会
2009年〜現在
名古屋地理学会
2009年〜現在
東南アジア学会
2008年〜現在
地理空間学会[学会賞選考委員会: 2016年〜現在]
2003年〜現在
日本熱帯生態学会[評議員: 2018〜20年, 第32回年次大会実行委員長: 2022年]
2000年〜現在
人文地理学会[理事: 2022〜24年; 代議員: 2010〜14年, 2016〜20年, 2022〜現在; 人文地理学会学会賞(論文部門)候補者選考委員会委員長: 2020〜22年; 大会準備委員会委員: 2006年, 2009年]
1997年〜現在
日本地理学会[代議員: 2008〜15年, 2018年〜現在; 英文叢書編集委員会: 2018〜22年; 地理学評論編集専門委員会委員: 2014〜17年, 出版助成委員会委員長: 2015年, 出版助成委員会委員: 2013〜14年, 2023年〜現在 Geographical Review of Japan Series B 編集専門委員会委員: 2010~13年; ネイチャー・アンド・ソサエティ研究グループ代表: 2008~12年, 2019〜21年; 広報専門委員会委員: 2010~11年度; 大会役員: 2007年, 2010年]

委 員 会 委 員 等

2024年〜現在
愛知県「愛知『発酵食文化』振興協議会」有識者
2023年〜現在
日本学術会議 第26期 第一部 地域研究 連携会員
2020〜2023年
日本学術会議 第25期 第一部 地域研究 連携会員
2020〜2022年
日本学術振興会 科学研究費審査委員(審査第二部会)
2018〜2019年
日本学術振興会 特別研究員等審査会専門委員及び国際事業委員会書面審査員
2015〜2017年
日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員 基盤研究等第1段審査委員:地域研究
2014〜2016年
京都大学東南アジア研究所(現:東南アジア地域研究研究所) 「共同利用・共同研究拠点」共同研究委員会委員
2011〜2012年
日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員 基盤研究等第1段審査委員:地理学
2011年
日本学術会議 「国際委員会・持続可能な社会のための科学と技術に関する国際会議2011分科会」特任連携会員
2010〜2011年
日本学術振興会 特別研究員等審査会専門委員及び国際事業委員会書面審査員
2003〜2006年
熊本県 有明海・八代海再生策検討委員会委員
2003〜2005年
国際協力事業団(現:国際協力機構) ラオス経済政策支援フェーズ2 農業・農村部会団員