かつては、資源(=食料)の供給以上に人口が増加することが危惧されていましたが、様々な技術改革によって、グローバル・スケールでは、人口の増加に対応できるほどの食料供給が達成できています。
しかし、実際に人々が生活している小さなスケールで人口と資源との関係をみると、農業技術以外の貨幣、出稼ぎ、社会関係、伝統や習慣などの要因が人口動態に影響を与えており、複雑な様相を呈しています。そこで本研究では、これまで実施してきたラオス農山村の人口と生業の相関、および人口再生産の内的要因の研究成果(Prelic 1)を土台とし、人口移動、生業、食料獲得、家族計画をより掘り下げて、現代ラオスの小規模社会集団の人口動態メカニズムを解明することを目的に、調査研究を実施しています。
2017/10/04 Prelic 2の新しいHPを立ち上げました。
〒464-8601 名古屋市千種区不老町 名古屋大学大学院 環境学研究科 地理学講座
横山 智 (研究代表者)
052-789-4749
s-yokoyama[at]nagoya-u.jp